現代文
高校生

羅生門についての質問です。
①本文に「楼の上からさす火の光がかすかにその男の右の頬を濡らしている」とあるのですが、光が頬を濡らすとはどういうことですか?照らしている?ということですか?
②下人は老婆に対して激しい憎悪があると書いてあるのですが、なぜ見ず知らずの人が死体の髪を抜いていることに対して憎悪があるのですか?昔、死体の髪を抜くのはいけないことだったのですか?
回答よろしくお願いします。

回答

下人は罪を犯して生き延びるか、潔く飢え死にするかの選択に迫られています。
①犯罪を犯す、という考えがあるため、汗ばんでいる。そのため光に照らさせると顔が濡れているように見える。 のではないでしょうか?これは解釈によって変わってしまうと思います。すみません…

②ついさっきまで、下人は盗人になって生き延びることも考えていました。しかし、いざ死人の髪の毛を抜く老婆を目の当たりにして、直感的に許すべからず悪だと感じたからです。正義感を持ち"悪"を止める、今で言うヒーロー気取りといったところです。
その後の文で、
「下人には、もちろん、なぜ老婆が髪の毛を抜くのかわからなかった。合理的に善悪のどちらなのか知らなかった。」
とあるので昔は悪い事だったということではないと思われます。

玲那

まるもんさん、回答ありがとうございます!
とても分かりやすかったです!

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