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段階を踏んで説明します。
 まず答えは➂です。
 テクニックとしては、北緯が3つで南緯が1つという選択肢で南緯が答えなんてありえないですね。66°が3つで67°が1つで67°が答えなんてありえません。➀か➂しかないです。選択問題というのは全ての選択肢を見ないで答えられるようにはしないもんです。完璧に覚えている人は即決できますが、ちょっとでもあやふやな人は全ての選択肢を見て考えるようになっています。したがってぱっとみぃで1:3の関係があれば1の方は選んではいけません。
 さて、中身ですが北回帰線・南回帰線はご存知ですか?北緯23度26分21秒448が北回帰線、南緯23度26分21秒448が南回帰線です。これは地球の公転面、太陽の周りを回る時につくる円の面に対して地球が自転する時の軸が傾いている角度です。正確な表現をすると公転面の垂線から23度26分21秒448だけ傾いた地軸を中心に自転しているのです。これは理屈じゃなくて事実ですから、覚える以外の方法はありません。ですが、23度26分くらいで十分で、23度だけでも支障がないくらいです。北回帰線や南回帰線は何を意味するかというと、夏の真っ盛りの時(夏至)、正午に太陽が空のてっぺん(太陽高度90度)にくるところです。日本の場合、国土の全ては北回帰線よりも北にあるので1年に1回もそのような日はこず、夏至の正午でも少し南に傾いた位置から日光が差し込みます。これは図に描かないと分かりにくいかもしれませんが、南北回帰線の間の地域は、年に1回か2回そうした日がやってくるところになります。この地域は年中太陽がよくあたって暑い寒いの季節がほとんどありません。逆に冬は全く日が登らず(太陽高度0度)、ずっと夜のところがあります。北半球が冬の時は北極付近、南半球が冬の時は南極付近です。極夜といいます。夏は太陽が沈みませんので、24時間明るいです。白夜といいます。極夜や白夜が1日以上見られる地域は極圏といいます。図を描いて下さい。右に直径5mmくらいの太陽を描いて3cm離して左に直径1cmくらいの地球を描いてみましょう。そして地球に23度程度傾いた自転軸を通します。すこしおおげさ気味に傾けるとよくわかります。太陽光線をシャーっと何本か描きます。するといくら地球が自転しても太陽光が当たらないところがあるのがわかるでしょう?これが極圈です。北極圏は北緯66度33分38秒552、南極圏は南緯66度33分38秒552です。この数字は90度から23度26分21秒448を引くと求められます。60進法ですから難しいですけどね。ですのでこれも66°34’というのを覚えておいた方が楽です。しかし、正直私でも覚えていません。回帰線は23度、極圈は66度程度で支障ありません。この問題の答えは北緯66°が3つ並ぶ中34’の➂を選ぶということになりますから、「分」まで覚えておけという主張ですが、正直必要ありません。センター試験でも新テストでも絶対出ませんし、他の応用問題でも使うことはまずありえませんから。それよりも、回帰線とは何か、極圏とは何かという上記の理屈は大事ですから必ず理解しておきましょう。私は私学に勤めていたので中・高の入試は何度も作りましたから、その感覚から言うとこの問題はクソです。何で「分」まで覚える必要があるのかというメッセージ性がないし、選択肢の作り方が酷いなと思います。最初に述べたようにテクニックで半分にまで絞れるなんて、問う気が感じられません。定期テストや宿題の問題だったら私でもこのレベルの選択肢を作るかもしれませんが、入試問題や模試や市販問題集としては質が悪いと思います。ですから、わかんなくっても気にしなくていいですよ。あなたのせいじゃないです。長くなりました。 

詳しく教えていただきありがとうございました🙇‍♂️

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