政治・経済
高校生

金本位制、管理通貨制度、固定相場制、変動相場制の使い方の違いを詳しく教えてください。

回答

金本位制とは、例えば1万円がいつでも金○gと交換できるというものです。絶対的に価値が変わらない金と交換できるよとすることでお札(紙)に価値をつけています。そのため発展途上国でもお札の価値は安定します。まあ言えば金を持ち運ぶのは重いし、利便性から紙に変えたぐらいな感じです。「いつでも」交換できることがポイントであ、いま金がないから交換できねーわということは制度上金本位制の場合お札の価値がなくなるのと同じなので、今出回っている自国のお札が全て金に交換されてもその国が持っている金が不足しない量の分しか紙幣を発行しません。ちなみに、金本位制は金と交換できる量しか紙幣を発行しないので自然と通貨量が少なくなり、デフレーションになりやすくなります。

一方管理通貨制度ですが、金本位制と対義語になります。現在どの国も管理通貨制度を採用しています。管理通貨制度とは、自国が持っている金以上に紙幣を発行します。また金と交換はできず、必ず何円で交換しますよということはありません。市場で金を買うことはもちろん出来ますが。金本位制は金と交換できるという点で紙幣に価値をつけていましたが、管理通貨制度はその国の信用によって紙幣に価値をつけています。なので日本は信用が高いので通貨として機能しますが、発展途上国では信用がないので紙幣も信用がありません。なのでインフレーションが起こりやすくなります。(もちろん金本位制と違い、国が紙幣を刷ろうと思えば刷れるので通貨量も多くなることによるインフレーションも起こりますが)

固定相場制とは
日本の通貨360円をいつでもアメリカの通貨1ドルと交換するということで、
変動相場制は
108円で1ドルと交換することができる時もあれば、120円で1ドルと交換する時もあるということです。現在は変動相場制で、社会情勢などにより、何円で他国の通貨と交換できるか(為替)は常時変動します。いわゆるニュースなどで聞く為替の値動きというものです。(為替の値動きはもちろん固定相場制はありません)

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