回答
「社会主義」は、よく「社会民主主義」と「ソ連型社会主義」というように分類されます。
「社会民主主義」は、市場経済を国家によって統制しようという思想が柱となっており、
「大きな政府」を目指す考え方とも言えます。北欧諸国などは「社会民主主義」の代表です。
「ソ連型社会主義」は、「共産主義」を目指しており、その過程ということができます。
社会主義の場合、利益は、働いた人に均等に配分するが、それをどうやって使うかは、個人に任されます。
基本的に、共産主義に比べ豊かな社会の元で成り立つ理論です。
儲けた人から税金を沢山取り、貧しい人達に分け与えるという考え方も、社会主義の考え方です。
共産主義ですが、「利益を均等に配分するのはもちろん、消費状態にも差をつけるべきではない」との考え方です。
家とか車などの入手も均等でなければならないとする考え方です。
どちらかと言うと、貧しい社会を想定した平等主義が元になっています。
生産手段や販売方法、利益を平等に分配するなど、すべての人が平等な社会をめざすという点では社会主義と共産主義は変わりありません。
その差異がどこにあるかというと、
共産主義では社会主義がさらに進化して、それまでの社会主義体制で存在していた資本家/労働者という階級がなくなり、あらゆる面において平等化が進むという点です。共産主義のもとでは貧富・階級の差をなくせると考えることができるのです。このことを、経済学者のカール・マルクスは「共産主義は人間が最後に行きつく理想」と言いました。
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