理科
中学生
解決済み

炭素が分子を作らないのはなぜですか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

一言に分子をつくらないといっても、塩化ナトリウムのようなものと金属と炭素のようなものではそれぞれ構造が違います。
とりあえず、炭素だけを説明します。
多少前置きは長くなりますが
炭素には同素体と呼ばれるものが存在し、その種類によってちょっと構造が違います。同素体というのは、構成する原子の種類は同じだけど性質は異なるもののことをいい、炭素の同素体であるダイヤモンド、黒鉛、フラーレン、カーボンナノチューブはそれぞれすべて炭素原子からできていますが性質と構造が異なります。

ダイヤモンドと黒鉛は写真のような構造をしています。それぞれ構造は正四面体構造と正六角形が連なった構造で違いますが、共通点としてこれらは、強い力で炭素原子がものすごくたくさん結び付いていています。
分子というのは、原子が「いくつか」集まったものなので、水素分子であれば水素原子2つ、アンモニア分子であれば窒素原子1つと水素原子3つのように原子がいくつ集まったものであるのかを言うことができます。しかし、炭素はさっきの写真を見てもらえればわかるように炭素原子が「いくつ」集まって構成されているかはいえません。
ダイヤモンドは正四面体構造をとり、その底面にあたる3つがそれぞれ新たな正四面体の頂点となり、無限にこれが続きますし、黒鉛も炭素原子が六角形上に無数に結び付くので、原子何個で完成と言う風にはいえません。
すなわち、無数にくっつくことができるから、分子=原子が「いくつか」集まってできたものにはなりません。

☺︎

細かい説明と、写真まで用意してくださりありがとうございます🙇💦

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