手間ですがバラバラに崩して考えてみるとわかりやすいかもです。
まず、この文は2つに区切ることができます。
先王の恥を雪ぐと狐の願いです。
この文は言い換えて見れば、『狐の願いは先王の恥を雪ぐこと』となります。
まず、簡単な『狐の願い』から
ここでピックアップするのは、漢字からわかる通り、「狐」と「願」です。そして『なり』と訳されている「也」と『狐の』に使われてる『の』から「之」を持ってきます。
之には、よく使われる訳に「これ」と「の」という2つの訳し方があります。が、特定の意味は持たず、軽い意味を持つようなのであまり気にせず読めばいいと思います。
今回の書き下し文には「これ」と訳されていないので、之は「の」の意味を持つと考えて良いと思います。そっちの方がわかりやすいですしね。
今、ピックアップした漢字で『狐之願也』と出来ました。
後は残っている漢字をつかって、『先王之恥雪』となりますが、日本語の語順は英語と異なるので「述語+目的語」を「目的語から述語」の順番で読みます。
つまり、『先王之恥雪』は『雪先王之恥』となります。
コレを最初に考えた狐の願いと合わせて、
『雪先王之恥、狐之願也』
となります。
長文失礼しました。
すみません、訂正を
英語と違うのは目的語と補語の区別が無いことでした。
日本語は上から下へと読むのが基本ですが、漢文は「主語+述語+目的語」と続いているので目的語から述語を読むという行為を訓読文ではしなければなりません
答えは合っているはずですが、考え方が間違っていたらすみません