組織液は、毛細血管の壁から組織の細胞間に染み出した血しょうの成分のことです。間質液とも呼ばれています。
人の体内には約11リットルの組織液が含まれており、細胞に栄養分を供給したり、細胞から老廃物を受け取ったりする役割を果たしています。
血しょうとの違いは、毛細血管からはみ出してきた血しょうが組織液の主な成分ということで、血しょうと組織液の性質は似ています。
ただ、血管内には血しょう、組織の周りには組織液と区別ができるようにはしておきましょう。
組織内の細胞と血液との交換によって成分が変化するため、体の部位ごとに成分は異なります。
血液の全ての成分が組織側へ染み出すわけではないため、血液と間質液の成分は異なります。
赤血球・血小板・血漿タンパク質は毛細血管の壁をあまり通過できません。
したがって血漿が間質液の主成分となり、他に白血球の一種であるリンパ球も含まれます。
炎症が起こると血管壁透過性が亢進し血小板や白血球が血管壁を通常より多く通過します。
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