✨ ベストアンサー ✨
それぞれ第1次世界大戦を有利に進めるための協定です。
まずイギリスは、1915年のフサイン=マクマホン協定でアラブ人に"敵対するオスマン帝国に反乱を起こすように"密約を結びます。アラブ人の独立を約束し、反乱を起こさせてオスマン帝国を弱体化させます。
次にイギリスは、1916年にフランス・ロシアとサイクス=ピコ協定を結び、三国協商間でオスマン帝国領の分割を密約します。
さらにイギリスは長引く戦争で戦費が足りなくなり、ユダヤ人に資金援助を求めて1917年にバルフォア宣言を密約します。この年、ユダヤ人の影響が強いアメリカが第1次世界大戦に参戦していますね。
これらの密約はすべて矛盾しているので、戦後のパレスチナ紛争の原因となります。
ちなみに当時のイギリスはどうしたかというと、サイクス=ピコ協定の通りに中東を分割し、アラブ人とユダヤ人を裏切る結果になりました。
俗に「イギリスの三枚舌外交」とも言いますね。
オラシオンさんありがとうございます。毎度答えてくださり正直すごく助かります<(_ _)>
読んでいて1つ疑問が出てきたのですがサイクス・ピコ協定を最終的に結んで中東は英仏露で分割されたことになったのになぜその後パレスチナ紛争が起きてしまったのでしょうか?分からなかったら答えなくても大丈夫です。