理科
中学生

化学変化は、原子の集まり方が変わるだけで、原子は無くなる事も、新しく生まれる事もない。

どこが矛盾で、なぜ矛盾なんですか?

回答

これは、ドルトンの原子説ですね。
まず、「原子の集まり方が変わるだけ」というところが矛盾しています。

気体反応の法則をドルトンの原子説で説明してみます。
例えば、“水素2L”と“酸素1L”から“水蒸気2L”が得られます。これをドルトンの原子説に照らし合わせてみますと、水素と酸素の原子は“最小で分割不可能な粒子”で、大きさ、質量、形が同一”ですし、“原子の集まり方が変わるだけで、原子は無くなる事も、新しく生まれる事もない”訳ですから、本来なら“水蒸気”と“反応しきれなかったもの”が出来る筈なのに、実際は出来ません。
つまり、ドルトンの原子説では“酸素原子が2つに割れてしまう”事になり、説明不可能になってしまうのです。

これで、どうでしょうか?

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