古文
高校生
解決済み

退出するつもりではないかと思われるので
と訳すのですが、べき、に、やに分けて考えました。
なぜこうなるのか教えてください

回答

✨ ベストアンサー ✨

「べし」の意味は「スイカとめて」と覚えたことかと思います。
意味の見分け方は=文脈判断 目安として主語確認です。
一人称=意思
二人称=命令・適当
三人称=推量
※打消・反語の文脈→可能
※比較・選択の文脈→適当
(例)家の作りやうは、夏を旨とすべし。
この「べし」は上の夏が「比較・選択」の対象つまり、他に春、秋、冬があるのに夏が良いと選択している。
※べき由のべき→命令
このことをしっかり暗記しとけば、今の文が「彼」となっているので三人称=推量と訳せます。

「に」の識別です。「に」は本当に意味がたくさんあるため入試頻出です。
見分け方=「に」の上をみる。だめなら、→下を見る
1、「様子・状態」+に=形容動詞
ex.~「か」「げ」「ら」+にの形が多いです。

2、死・往・去・し・い+にの「に」=ナ変動詞連用形の活用語尾

3、「連用」形+に=完了の助動詞「ぬ」の連用形
※に+「き」「けり」「たり」の形が多いです。

4、「体言」+に=a,断定の助動詞「である」と訳せるもの。※参照
b,格助詞(「である」と訳さない)

※参照
「に」+(助詞)+「あり・侍り・候ふ・おはす・おはします」
「に」+「や・か」

にや、にかの形はほとんど断定になります。
や、かのしたに「あらむ」という語が省略されています。※「あらむはありの連体形です。」
このことを抑えておけば大丈夫です。

「や」は普通の係結びだと思います。
疑問と反語の区別がすぐつくようになるとベストなのでもう一度区別の仕方の復習とかするといいとおもいます。

だから、「にやと見ゆれば」は断定のにの助動詞に係結びがくっついている形だと思います。

疑問な点がありましたらまた聞いてください!
長々ごめんなさい。

本当にありがとうございます!!

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回答

「〜にや」と「と見ゆれば」の間に「あらむ」の省略があります。これは文法書の「係助詞ー結びの省略」をみれば載っているはずです。
よって
彼も出づべきにやあらむ と見ゆれば となります。
べき⇨主語が三人称なので「推量」の助動詞
に⇨断定の助動詞
や⇨疑問の係助詞
あら⇨あり(動詞)
む⇨推量の助動詞
で、「彼も退出するのであろうと思われる」の訳になります

本当にありがとうございます!

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