✨ ベストアンサー ✨
四段活用の動詞を已然形にして助動詞「り」をつけた言い方があります。
走る→走れ・り
言ふ→言へり
思ふ→思へり
争ふ→争へり
そしてこの「り」という助動詞の下に名詞が来ると連体形になり「る」となります。
飛ぶ→飛べ・る・こと
言ふ→言へ・る・こと
争ふ→争へ・る・こと
といった具合に変わります。
現代語で「言う」を「言える」とすると可能動詞と言って「〜できる」という意味が含まれた言い回しになります。
古文ではこの言い方をしたものが可能動詞でなく助動詞「り」を連体形にした言い回しになっていると考えます。
争へる、はあらそうことができるという意味に現代語ではなりますが、古文では「争ふ+り」で、争っている、という存続の意味で理解します。
ありがとうございます🙇🏻🙇🏻♂️🙇🏻♀️
争ふ、の未然形に助動詞「る」がつくときは、争はる、になります。
争ふ、は四段活用ですからは、ひ、ふ、ふ、へ、へ
と活用します。
未然形なら「争は」になるはず。「争へ」だから、已然形か命令形です。