レンズの名前
この実験で使われているレンズは「凸レンズ」といいます。
凸レンズは、光を集める性質があり、カメラや虫眼鏡などにも使われています。
像の名前
レンズを通した光によってできる像には、大きく分けて「実像」と「虚像」の2種類があります。
実像 * 実際に光が集まってできる像
スクリーンに映し出すことができる
今回の実験のように、凸レンズによってできる像は、条件によって実像になる
虚像 * 実際に光が集まらず、光が広がっていくように見える像
スクリーンに映し出すことができない
虫眼鏡を覗いたときに見える像は虚像
問題の答え
では、問題の答えを確認しましょう。
2 (1) 凸レンズの中心を通る光は、そのまま直進します。
光Xは凸レンズの中心を通っているので、そのまま直進する光を描きましょう。
2 (2) 光Yは、凸レンズを通ったあと焦点を通っています。
凸レンズを通る光は、焦点を通る光は凸レンズの中心を通る光と平行に進むので、答えはアです。
2 (3) 凸レンズから焦点距離2倍の位置に物体を置くと、反対側に同じ大きさの倒立の実像ができます。
答えはエです。
2 (4) 凸レンズから遠ざけるということは、焦点距離の2倍より遠くに物体が置かれるということです。
焦点距離の2倍より遠くに物体を置くと、実像は小さく、レンズに近づきます。
答えはアです。
2 (5) ① 焦点距離より内側に物体を置くと、像は大きくなり、虚像ができます。
答えは虚像です。
2 (5) ② 虚像は、実物よりも大きく、向きは同じになります。
ポイント
凸レンズには、光を集める性質がある
凸レンズによってできる像には、実像と虚像の2種類がある
実像はスクリーンに映し出すことができ、虚像はできない
今回の問題を参考に、凸レンズと像についてさらに詳しく調べてみましょう。