✨ ベストアンサー ✨
本文と違う例ですが、
「の」が「で」という仕事をする場合、
大きなる実の、うまき、が成る
といった感じで、現代語なら「大きくてうまい実が成る」と言えそうなものを
「実」という名詞を説明するのに2つに分けた言い方をします。
「の」の上の名詞が下にもう一度入る場所があります。
その名詞を入れたときに、下にどうつながっているかを確かめ、「実が成る」と続けると意味が通じます。
そのときに「で」で訳します。
文法では「同格」と説明されることがあります。
それに対し、「の」が「が」になる場合は、
白き鳥の、山を越えて飛ぶ、いとあはれなり。
というような文を考えると、「鳥」が「飛ぶ」の下に入れて
白い鳥で、山を越えて飛ぶ鳥が、
というふうにとれそうですが、後ろの言葉とつづけたときに「鳥があはれなり」
というと少し違和感があります。
白い鳥が、山を越えて飛ぶ「こと・様子・の」がとてもしみじみとしている。
と理解したほうが自然です。
初見では、ふつうは「が」の意味で見ていって、少しおかしいなと思えば「で」にすると考えておけばいいと思います。
「の、」としていると、「で」に訳す可能性があるということを見せるために読点を打ってくれているので、訳せ、と言われたら少し慎重になって考えておけば十分です。
質問の文章の後半おかしくてすみません!詳しくてとても分かりやすかったです!ありがとうございます!