生物
高校生

今回の模試でわからなかった問題です。

生物基礎 問6 血液が付着した布の二重の輪じみは、血液付着後に放置される時間が長い ほど洗浄されにくくなる。その理由を調べるため,全血付着布と血清付着布 のそれぞれに付着した原因物質であるタンパク質について、付着後の放置時 間に伴う水への溶解率 (溶解時間30分)の変化を調べた (実験2)。実験2の 結果,放置された時間が長くなるほど、原因物質であるタンパク質が水に溶 けにくくなるために洗浄されにくくなることが推測された。 実験1の結果 (図 2図3)をふまえ、実験2の結果として最も適当なものを、次の①~④の うちから一つ選べ。 6 ① 溶解率(%) タンパク質の水への 60 40 20 血清付着布 0 ② 100 100 全血付着布 血清付着布 80 溶解率(%) タンパク質の水への 800 60 40 20 全血付着布 0 08 7 14 21 28 放置された日数(日) 07 14 21 28 放置された日数(日) 溶解率(%) タンパク質の水への ③ 100 溶タ 80 ④ 100 08000 20 血清付着布 溶タ 全血付着布 解ン 率 全血付着布 タンパク質の水への 80 内 60 40 20 T T 0 7 14 21 28 放置された日数(日) 血清付着布 0 T 0 7 14 21 28 放置された日数(日)
生物基礎 B衣服の布を構成する繊維に付着した (c)血液は,速やかに凝固して血ぺいを形成 し、血清を分離して二重の輪じみを生じる(図1)。 図 1 二重の輪じみ こうして布に付着した血液は,一般に取り除きにくい。 血液が付着した布の二 重の輪じみの原因物質はタンパク質であるため、タンパク質を分解する酵素で処 理して, 洗浄の効率を高めることができるかを調べた。 タンパク質を分解する酵 素には,さまざまな種類があり、それらを総称してプロテアーゼという。 プロテ アーゼには,タンパク質の分子を末端から分解するものや、 特定のアミノ酸配列 を認識して分解するものなどがある。 そのため, いずれもタンパク質を分解する が,プロテアーゼの種類によって基質特異性は異なる。 血ぺいと血清を含む血液全体(全血), または血液の成分のうちの血清が布に付 着してから,それぞれの布を3週間放置した。 この全血が付着した布 (全血付着 布) ・血清が付着した布(血清付着布) に, 基質特異性の異なる3種類のプロテアー ゼ (酵素 a~c) を一定時間作用させて洗浄し, 蒸留水ですすぐ処理を行った後, 洗浄時間に伴う洗浄程度の変化を調べた (実験1)。 それぞれの付着布の洗浄程度 は,次に示す洗浄率を指標とした。 洗浄率 (%) 洗浄前の布に付着しているタンパク質の質量 洗浄後の布に付着しているタンパク質の質量 洗浄前の布に付着しているタンパク質の質量 × 100 - 28 -
生物基礎 図2は全血付着布,図3は血清付着布について, 時間あたりのタンパク質の分 解能力を一定にした酵素 a ~c を用いて行った実験1の結果を,それぞれ示した ものである。 100 洗浄率(%) 100 酵素 c 90 80 a 酵素 酵素 b 酵素 c 80 70 洗浄率(%) 酵素 a 60 40 酵素 b 20 酵素なし 酵素なし T 0 0 0 30 60 90 120 0 30 60 90 120 時間(分) 時間(分) 図 2 図 3 問4 下線部(c)に関連して, ヒトの血液中に含まれるタンパク質に関する記述と して最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。 4 フィブリンは,血ぺいに含まれるが, 血清には含まれない。 まれない。

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