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宇治拾遺物語の「児のそら寝」ですね。タイトルの訳をするなら、「児の寝たふり」とかが適当ですかね。
答えは、
ウの「ぼたもちを食べさせてもらえること」です。
雑ですが少し解説しますね。
「宵(よい)」は、日が沈んでから夜中になるまでの間のことです。21時くらいって、やることがなくて暇になりがちですよね。もちろん、児(子供)は寝る時間です。
僧(大人)たちは、夜が退屈すぎて、みんなで集まって「さぁぼた餅を作るか〜」と言ったのを児がこっそり聞いていました。児からしたら、ぼた餅が食べれる!!楽しみ!!ってなりますよね。
ですが、良い子は寝る時間です。ぼた餅ができるまで起きてたら怒られちゃいますよね。早く寝なさい!とか言われちゃうかも、、じゃあ、餅ができるまで寝たふりをして、いい子アピールをしようってなったわけです。
そして、僧たちが餅を完成させます。児は、僧たちが起こしに来てくれるのを待っていました。
僧は、児に「起きてー」って言いました。でも、声をかけられてすぐに目が開いたら、おかしいですよね。「ぼた餅を食べたかったから起きてたんだ~」とか僧たちに思われたくない!!だから、もう1回声をかけられたら起きよう、まだ起きちゃだめだ、、と児は考えていました。
ですが、別の僧が、「起こすな、もう寝てるよ」って僧に言いました。児は、え!?起こしてくれないの?もう1回声かけてよ、、!となるわけです。
次第に、僧たちがむしゃむしゃとぼた餅を食べ始める音が聞こえてきます。
児は耐えられなくなって、結構間が空いてから起きました。僧たちは、それを大笑いしました。
って話です。
文章の後半から、児はぼた餅が食べたかったんだということが分かりますね。なので、「ア」の作るは不適当です。作りたかったわけじゃないです。
「エ」は話の流れ的に選ぶことは出来ません。絶対に選んではいけないやつです。
「イ」ですが、僧たちが起こしに来てくれることを期待するシーンはあります。ですが、そのシーンは「心よせに聞きけり」より後ろなので、不適当です。
よって答えは「ウ」です。ぼた餅を食べられると思って、期待して聞いていたんです。可愛いですよね。
とてもわかりやすい解説ありがとうございます!