23番
この場合、「Producing」を使う理由は、動名詞を使って「~することが~だ」という表現を作るためです。
「Producing the film cost our company a lot of money.」という文は、「その映画を制作することが会社に多額の費用をかけた」という意味になります。
一方、「Produced the film cost our company a lot of money.」は文法的に正しくありません。
「Produced」は過去形または過去分詞形であり、この位置では適切な文構造を形成できないためです。
※ 文頭に過去分詞を置くことが可能な場合がありますが、それは文全体が受動態の意味を持つ場合です。
文頭に過去分詞を置くことで、主語が何かによって動作を受けることを強調する表現ができます。
例えば、、、
「Given the circumstances, we had no choice.」
(状況を考慮すると、私たちには選択の余地がなかった)
24番
この文の場合、「carrying」が正しい答えである理由は、現在進行形の意味を持つ現在分詞が適切だからです。
現在分詞「carrying」は「インターネットがエンターテイメントをパーソナルコンピューターに提供している」という現在進行形の意味を持っています。
また、修飾する名詞との関係を見るのもいいでしょう。
「The Internet carrying entertainment to personal computers」は、インターネットが現在行っている動作を示しており、文の主語である「The Internet」を修飾します。
一方で、過去分詞「carried」は通常、受動態または完了形を形成するために使われます。
ここで使うと、「エンターテイメントがインターネットによってパーソナルコンピューターに提供された」という意味になり、文全体の意味としては、「インターネットが現在エンターテイメントをパーソナルコンピューターに提供している」という現在進行形の動作を強調する方が適切です。
※過去形として捉えると、動作が完了しているか、受動的なニュアンスを持つため、意味が変わってしまう