英語
高校生

(2)の問題です。
英文自身の意味は理解できたのですが、文法構造を見て訳していこうとするとwithの訳し方に悩みました。
模範解答は「かつ」と訳されており、withの文法的意味でこのような訳し方を見たことがありませんでした。
私が単に知らなかったことが原因だとしたら、それは改善したいので、これに関するwithについて教えて頂きたいです。

X (2) (2)In addition, 19.6% of students reported that, though they knew the dangers, they still used SNS because that is “what everyone does.” In contrast with the students' responses, their parents and teachers were more cautious about the risk associated with SNS use, with teachers slightly more likely to see high risk. 問2 次の日本語を英語に訳しなさい。 B 「時間」とした力が日然である。 語彙・表現 transportation 輸送, 運輸/ suitable 形適している / delivery 名配送/ destination 名目的地 (2) 例 それに加えて, 生徒たちの19.6パーセントがSNS利用の危険性を知って いるが、それでも 「みんながやっていること」 だからという理由でSNSを 利用すると報告していた。 生徒たちの回答とは対照的に、彼らの親や教師た ちは、SNSの利用に伴う危険性をより警戒しており、かつ教師たちの方が 危険性が高いとみなす可能性がわずかに高かった。 解説 be cautious about ~で 「~を警戒している」 の意。 associated with SNS use は the riskを後ろから修飾している。 with teachers slightly more likely は付 帯状況の表現で, teachersを主語としslightly more likely to see を述部とし て訳すと自然な日本語になる。 [語彙・表現 in contrast with ~ ~と対照的に/associated 形関連する/ slightly わ ずかに/ (be) likely to do ~しそう(である)
英語 英文 和訳 with 訳し方 文法 文法的意味

回答

今回のwithは「かつ」と訳せる意味を持ってるらしいけど、どういった用法ですか?
ということですね。

まず
節, with [名詞(句)] [名詞句の説明・叙述]
という並びなので、これは付帯状況のwithです。
文の構造から考えると、
カンマ以降のwith〜が副詞句で、
カンマまでの主節を修飾しています。

基本的にどんな使い方でも
A with B という並びのとき、この語順だけで考えると
メインはAで、with Bは修飾語で添え物です。
なるべく汎用性の高い言い方をすると
A が Bを withしてる という関係を
Aの部分がメインになるような形で言っている
という感じかなぁ。まどろっこしいけど

例えば
the price with tax 「税込価格」は
the priceはtaxをwithしている という関係を
the priceがメインになるように、
名詞とそれを修飾する前置詞句
という形(語順)で言っている。
provide A with B 「AにBを提供する」も
AがBをwithしてる、という関係を
provide Aがメイン(動詞と目的語)
with Bはそれを修飾する、という形で言っている
withしている というのは
「持っている」とか「備えている」とか
そんな感じに近いですよね

他の前置詞でも同じようなことが言えます
前置詞によって表される関係性に
違いがあるだけのことです

ところがこれは、
質問者さんが「文法的意味」と言っているように
その文法とか語順が備えている意味 であって
ABに入るフレーズの意味を考慮していないのです。

例えば
compare A with B という表現は
構造的にはcompare A (with B)で
「比較する」だから、Bに入る言葉が
明確な基準となるような比較対象だったら
その構造通り「Aを、Bと比較する」でいい
ところが、
同じような立場にあるものを比べたかったら
「AとB を比較する」って言いたくなりません?

A with Bの、AとBが同質のものの場合
AがBをwithしている関係
というよりは
AとBが、withしている関係
という感じになるわけです。
「一緒にいる」とか「同時にある」みたいなイメージです

今回の付帯状況のwithの場合、
AとBは名詞ではないですが
Aはカンマより前の主節(つまり文)で
Bのフレーズは
teachers が
slightly more likely to see high riskである
と読み取れるから
文ではないけど文に準じている(主語述語がある)
だから
A with Bの関係を名詞ではなくて、
文(に準じたもの)でやっているだけのことです

A がBをwithしている、という関係ならば
Aという内容は、Bという内容を伴っている
ということになって、
Aがメインで、Bは補助的な説明とか背景だとかになる

AとBが同質性が強くて
AとBが、withしている、という関係ならば
AとBという内容が、一緒にある
ということだから
「AかつB」という訳も導き出せそうです。

前置詞は、直訳できるような使い方と、
あとは熟語で覚えたやつしか知らん
という感じの理解だと、
ちょっと難しいと思われるかもしれませんが

YuNa

毎回、とても詳しいご説明ありがとうございます🙇‍♀️
A with Bの認識の仕方を深く考えていなかったので、回答者さんのご説明で確かにそうかと再確認出来ました!

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付帯状況と書いてあるままですが、まあ「かつ」と訳すのは珍しいのかもしれません。
それは、別に「かつ」と訳さなければいけないのではなく、要するに付帯状況が、andとかwhileとか稀にbecauseの意味になるというところを抑えていれば問題ないかと思います。
多分、「そして」という日本語には時間的順序の意味もあるので、そことの区別や、リポート的な文章なのでそれらしい文体になるようにしたのではないでしょうか。

https://kou.benesse.co.jp/nigate/english/a13e1402.html
付帯のwith自体はご存じですかね?
https://kou.benesse.co.jp/nigate/english/a13e2101.html
独立分詞構文と文構造は一緒で、独立分詞構文の意味上の主語の頭にwithを付けたかたちです。

YuNa

わざわざリンクまでつけて頂いてありがとうございます🙇‍♀️私の訳では「そして」としており、少し違和感があったので納得しました!!

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