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「に」から考えられるのは5パターンです。
①ナ変動詞連用形接続語尾
例:狩りに往にけり
→「往」か「死」が上にある時です
②形容動詞の連用形接続語尾
例:大きになりまさる
→「に」の上が状態を表し、「に」より上の部分+「なもの」「なこと」とした時に不自然では無い時です。(今回なら大きなもの、大きなことで意味が通じる)
③助動詞「なり」の連用形
例:わが身ひとつの秋にはあらねど
→体言または活用語の連体形が上に来る時です。
④助動詞「ぬ」の連用形
例:萌え出づる春になりにけるかも
→活用語の連用形が上に来る時です。
⑤格助詞・終助詞の「に」→訳し方が沢山あるやつ
格助詞なら、基本は活用語の連体形が上にきます。目的(~のために)や、強調(~に)で訳すときは、動詞の連用形が上に来ます。
終助詞なら、活用語の連体形が上に来ます。
⑥終助詞・間投助詞の「に」
終助詞(願望(~てほしい、~てもらいたい))→活用語の未然形が上に来ます。
間投助詞(感動・強調(~のであるよ、~になあ、~ことだ))なら体言及び体言に準ずる語、副助詞「さへ」などが上に来ます。
ご質問だと、上が連体形なら断定の「に」と、接続助動詞の「に」の区別がつかないということですが、ここでば断定の助動詞「なり」の連用形「に」について少しお話します。
断定の「に」は、「き」「けり」「けむ」「つ」などの助動詞を伴うことが多いです。また、「て」「して」を伴って中止の表現をする時、補助動詞の「あり」を伴う時、「あり」の待遇表現の「おはす」「侍り」「候ふ」などを伴う時があります。これが近くにある場合は、断定の「に」として良いと思います。本当に迷ったら、話の流れ的に「~である」「~だ」と訳せるのであれば、断定で訳していいと思います。また、助詞の「に」を正確に訳すのはほぼ不可能に近いので、あまり助詞の「に」の訳は気にする必要はないかもです。
あとは、色んな文章を見て、感覚を掴むのも大事です。どの場合が助動詞で、どの場合が助詞になるのかという見分ける経験を積むとだいたいわかるようになると思います。
間違ってたらすみません。
文脈大事ですねありがとうございます!