回答

①前提
工業高校の生徒なら、これくらいは、わかって欲しい内容なのですが、中学校の授業となると、この問題は、難しいんですよね。
理科の授業でよく見る回路は、一方通行で、(並列回路はあるけど)途中で複雑に分岐しない。
しかし、トランジスタの回路は、条件によって流れたり、流れなかったり、逆流したりと複雑なんですよね。
だから、最近の技術の教科書では、トランジスタを詳しく載せない。
しかし、一般的に電気の実習で使うキットは、トランジスタを使う物が多い。そこで、トランジスタの授業をせず、仕組みもわからず組立る実習をすると、それは授業の実習の意味が無くなる。ハンダづけの練習をしただけの実習になる。
だから、小難しくても、実習に使う部品の授業するのですが、中学生には難しい。
工業高校は進学高より偏差値が低い場合があるので、工業高校の生徒が理解しなくてはならないということは、中学生でも、半分以上の生徒は理解しないといけない事に理論的にはなるはずなんですけどね。
しかし、授業時間が少ないので、半分の生徒が理解しているのか怪しいですよね。

②解説
Bのベースがスイッチだと思ってください。
トランジスタは、電気で電気の流れのオンオフとするスイッチ=スイッチング作用をする部品です。
❶電源のマナスの方向からマイナスの電子が出ます。
(中学校の理科で混乱するのですが、小学校は電気は+から出てると教えるからです。これは、人類が電気の流れを間違えて定義したのが混乱のきっかけです。人類は2択も問題を仕組みがわからないときに間違えて考えてしまった。)
❷その時、CdSという明るさによってセンサーの仕事をする部品が、スイッチになります。
このセンサが、暗くなると、電子が流れます。明るいと電子が流れないので、B(ベース)に電子がたどりつかない。
❸暗くなって、CdSセンサに電子が流れ、B(ベース)に電子がたどりつきます。
❹そうなると、B(ベース)から来た電子が、2図のpを満たします。
❺2図のnは電子好きなシリコンなので、電子を独り占めしたいです。
だから、ふだん、n→pの電子の流れは起こりにくいです。
pはnほど電子好きじゃないので、ふだんは、nの電子をpは奪えない。
しかし、pに電子が満たされたときに、c(コネクタ)側のnがpの電子を奪おうとします。
pは電子を流しますが、nより電子が嫌いなシリコンで、c(コネクタ)側のnにどんどんあげます。
条件によって流れたり流れなかったりするので、導体でも絶縁体でもないので、半導体と言います。
❻そうすると、B(ベース)からの電子の供給量以上の電子をc(コネクタ)側のnは要求してきます。
すると、そのくれくれ圧力にpはおしまけて、足りない電子をE(エミッタ側)のnより大量にpはもらって、をc(コネクタ)側のnに電子をあげます。
E(エミッタ側)のnは、たとえpに電子をとられても、電子を良く流す導線を通して電源からさらにもらえるのでもらう。
❼その結果、スイッチ部分(今回はCdSセンサ)の回路は、小さい電気しか流れていませんが、発光ダイオード(LED)の回路には大きな電気が流れます。

③補足説明
自動点灯の回路では、大電力が発光ダイオード(LED)に流れれば良いので、CdSセンサに同じ大電力が流れなくても良いですよね。
だから、効率的に仕事をするために、トランジスタのスイッチング作用を利用して小さな電力で大きな電力のスイッチをさせるのです。
もし、センサに大電力を流しても作動して、作業効率を求めないのであれば、トランジスタを使わず、電源とセンサと発光ダイオードを(理科の実験でよくあるような回路で)直列につなげたら良いのですけどね。
電気は得意ではないので、説明が長文になってすみません。

電気 エネルギー変換 トランジスタ スイッチング作用
モモン⟡.·*.

丁寧にありがとうございます🥹‪
とても分かりやすかったです!!

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