参考・概略です
>炭酸水素ナトリウム4.20gの時、炭酸ナトリウムは2.65gであった。
>その他に6.30g-3.98g,8.40g-5.30gであった。
●これ等の値が過不足なく化合した時の量となっています
問題にそのような記述があるはずです
>炭酸水素ナトリウム10.50gを同じ装置で短い時間加熱すると
>試験管内に残った炭酸ナトリウムは7.30gであった。
●問いには、【試験管内に残った炭酸ナトリウムは】と書いてないはずです
【試験管内に残った(ある)物質は】のような表現になっているはずです
つまり、【反応していない炭酸水素ナトリウム+できた炭酸ナトリウム】
があります。
>求め方はあるのでしょうか
●あるはずです。問題を載せていただいたほうが良さそうです。
(問いを勘違いしている恐れがあります)
★1.8gが答えなら、推測したような問題で答えが出ます
>私立高校の過去問なので少し載せるのは躊躇してしまいますが、
●わからない時の半分以上は,正確に問題を把握していない事が原因です
問題をそっくり載せるという意味ではありません。
>過不足ないとの記述がありません。
●なくても,反応のグラフやその他の表記で表されている事があります
このような表現を探すことも,問題を解くという事になります
>問題に「試験管内に残った物質は」と書いてあります。(白い物質)
●これが。一番肝心なことでした。
以下に解き方を書きます
――――――――――――――――――――――
①過不足なく反応を【2NaHCO₃→Na₂CO₃+H₂O+CO₂】で
炭酸水素ナトリウム8.40[g],炭酸ナトリウム5.30[g]とします
②反応しなかった炭酸水素ナトリウムを x[g]とすると
反応した炭酸水素ナトリウムが(10.50-x)[g]となります
③炭酸水素ナトリウム(10.50-x)[g]が過不足なく反応し,
炭酸ナトリウムA[g]となったとして,Aを求めます。
①より,(10.50-x):A=8.40:5.30 となるので
これを解いて,A=5.30(10.50-x)/8.40
④反応せず残った炭酸水素ナトリウムx[g]と
反応し,炭酸ナトリウムになった{5.30(10.50-x)/8.40}[g]
この和が,白い粉7.30[g]なので
x+{5.30(10.50-x)/8.40}=7.30
これを解いて,x=1.8290…
⑤小数第2位を四捨五入して,x=1.8
計算(有効数字部分は省きます)
x+{5.30(10.50-x)/8.40}=7.30
●両辺8.4倍
8.4x+5.3(10.5-x)=61.32
●()を外し展開(分配法則)
8.4x+55.65-5.3x=61.32
●移項し,xの項,数の項を集める
8.4x-5.3x=61.32-55.65
●両辺を整理
3.1x=5.67
●両辺を2.1でわる
x=1.8290…
すみません。私立高校の過去問なので少し載せるのは躊躇してしまいますが、過不足ないとの記述がありません。問題に。
試験管内に残った物質はと書いてあります。(白い物質)