「〜しながら」は意味というよりは、訳し方のひとつです。「〜しながら」「〜したまま」はあくまで訳し方の例の一つに過ぎないので、意味に応じて他の日本語になっても構わないのです。
Section 066 のタイトルに
付帯状況を表す with 名詞 分詞
と書いてあるんだから
with 名詞 分詞 の意味は「付帯状況」ですよね。
つまり、
主節の内容に付帯する状況を表す。
主節に対して、それがどういう状況において起きたのか を表す。
だから
With summer approachingは
夏が近づいている という状況
ってことですよね。
そういう状況で
medical experts have made recommendations to prevent sunburn
医療の専門家が日焼けを避けることを勧めている
ということです
だからこんな感じの内容が伝わる日本語なら
「〜しながら」「〜したまま」にこだわらなくて良いのです。
私の説明通り「夏が近づいている状況で」でもやや硬いけど変ではないし
「夏が近づくなかで」でもいい
場合によっては「夏が近づいているので」でも、
「理由」のニュアンスが強くなるけど、「そういう状況があるから」というふうに取れるから誤りとも言い切れないのです。(和訳しろ という問題の場合は、誤解される恐れがあるからやめた方がいいですが)
文法事項の横に訳し方が書いてあると
その訳し方にばかり目がいくのは仕方ないことです
僕もそうでした。
でも、英語の表現が、日本語の訳一つに直結するほど、英語と日本語はつながったりしてないので
訳はあくまで一例で、訳ではなくて表現の意味の説明をよく噛み砕いて理解した方がいいですよ。
「付帯状況」の意味は? というときに、訳し方じゃなくて、意味の説明ができるようになると、
だからそれを日本語に直すとこうだよね、この日本語でもいいよね、というふうに懐が広くなるので、単語レベルで一対一対応していない、意訳が必要な英文なんかも読みやすくなります。