理科
中学生

(2)の問題教えていただきたいです!!

雲のでき方 137 図は、温度が20℃ 湿度 48% である空気のかたまりが標高0mの地方 標高 xm 点Pから山の斜面に沿って上昇し,標 高xmの地点Qで雲が発生した様子を 空気の 表した模式図である。また,表は,空 かたまり 気の温度と飽和水蒸気量の関係を示し たものである。 次の (1), (2) に答えなさい。 標高 0m 雲 上昇 ●地点 Q 20°C .48% 地点P 表 温度 飽和水蒸気量 温度 飽和水蒸気量 (°C) (g/m³) [℃] [g/m³) 4.8 13.6 C0246810 12 14 工約1800m 64 56789101 5.6 6.4 7.3 8.3 9.4 10.7 12.1 〈鳥取・一部略〉 すべての雲は同じ高度で見られる。 雲には十種雲形とよばれるように様々な形があるが, 16 18 20 22 24 26 (1) 雲について説明したものとして,最も適切なものを、次のア~エからひとつ選び,記号で答えなさい。 ア 太陽の光によって空気が熱せられると,下降気流が生じ, 雲が発生しやすい。 イあたたかい空気が冷たい空気にぶつかる前線面では, 雲は発生しない。 28 30 15.4 17.3 19.4 21.8 ウ エ 積乱雲は垂直に発達し、 雨や雪を降らせることが多い雲である。 、 第2図において,雲が発生した地点の標高 xmはおよそ何mか,最も適切なものを、次のア~エからひとつ選び 記号で答えなさい。ただし、空気のかたまりの温度は雲が発生していない状況下では標高が100m高くなるごとに 1℃低下するものとする。 また、空気のかたまりが山の斜面に沿って上昇しても下降しても、空気1m²あたりに 含まれる水蒸気量は変化しないものとする。 (1) (2) ア約1200m イ約1400m ウ約1600m 24.4 27.2 30.4 67

回答

まずは水蒸気量を求めます。

空気の温度は20℃、その時の飽和水蒸気量は表より17.3g/㎥です。湿度は48%です。水蒸気量をXとすると、

X / 17.3 = 0.48
X = 0.48 × 1.73 = 8.304 g/㎥ ≒ 8.3 g/㎥

よって空気に含まれる水蒸気量は8.3g/㎥です。水蒸気量8.3g/㎥の時に飽和する温度を表より調べると、雲のできる温度(露点温度)がわかります。露点温度は8℃です。

つまり、地上にある空気が山を登って8℃に達する時に雲ができる事になります。問題の条件より「100m高くなるごとに1℃低下する」とあり、地点P〜Qの気温差は

20℃ - 8℃ = 12℃

であるので、12 × 100m = 1200m となります。

以上より「ア. 約1200m」が答えです。

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