まずは水蒸気量を求めます。
空気の温度は20℃、その時の飽和水蒸気量は表より17.3g/㎥です。湿度は48%です。水蒸気量をXとすると、
X / 17.3 = 0.48
X = 0.48 × 1.73 = 8.304 g/㎥ ≒ 8.3 g/㎥
よって空気に含まれる水蒸気量は8.3g/㎥です。水蒸気量8.3g/㎥の時に飽和する温度を表より調べると、雲のできる温度(露点温度)がわかります。露点温度は8℃です。
つまり、地上にある空気が山を登って8℃に達する時に雲ができる事になります。問題の条件より「100m高くなるごとに1℃低下する」とあり、地点P〜Qの気温差は
20℃ - 8℃ = 12℃
であるので、12 × 100m = 1200m となります。
以上より「ア. 約1200m」が答えです。