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国際連盟と国際連合の違いって何ですか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

最大の違いは、軍事制裁の有無と議決方法ですね。

国際連盟は相手国に対し経済制裁などはできましたが、
軍事制裁を課すことはできませんでした。
それに対し、国際連合は軍事制裁ができるようになり、
「国連軍」を組織し相手国を軍事攻撃することで
懲らしめる(?)ことができるようになったわけです。

また国際連盟は何かを決める時、全会一致方式を採っていました。
そのため、何かを決める時に一カ国でも反対があれば決められませんでした。
たとえ賛成99対反対1だったとしてもできなかったんです。
そういうわけで、普通反対が一つもないということはあまりないので、
国際連盟の総会では何かを決定することが非常に困難でした。
それに対し国際連合の場合は多数決方式を採りました。
賛成99対反対1であれば当然賛成のほうが通ります。
そのかわり国際連合にはいわゆる五大国に拒否権が与えられています。
そういうわけで、もし賛成99対反対1の時でも、
その反対1が五大国のどれかであれば、拒否権の発動により、
その議題は決定できないことになっています。
特に冷戦期は拒否権の嵐でした。
西側が議題を提出すれば東側のソ連や中国が拒否権を発動し、
東側が提出すれば西側のアメリカ、イギリス、フランスが拒否権を発動する、
というような感じだったんです。

コピペ失礼します。

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