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平等選挙はどのような時に行われますか?

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①平等選挙とは、
https://kotobank.jp/word/%E5%B9%B3%E7%AD%89%E9%81%B8%E6%8C%99-121382

②差別と区別って、本当に境界線が難しいんですがよね。

昔の権力者は、自分達選ばれた身分の者が政治をしていた。
日本なら、平安時代までは貴族で、江戸時代までは武士ですね。
武士も細かく階級分けされ、藩によっては家の大きさや門構えについてまで厳しく決められていた。

そこから、明治時代になって、元「薩長土肥」の下級武士が政治をするようになるが、権力闘争で負けた板垣達が、欧米であるような選挙を訴えた。
明治政府は、選挙(国会=議会政治)をする事になったが、できるだけ、自分達の意見と近い者(目先の日常生活より、国家運営的視点のある者というか、権力者や特権階級の生活を維持を望む者というか、政治をする者にとって都合の良い者)だけが、選挙に参加できるようにした。
だから、最初は、納税額とか、男性とか制限があった。

③戦後、憲法で、自由平等という考えを元に作った。
そうなると、選挙も、大人と子供の区別は必要だが、大人ならそれ以外の区別(差別)は憲法上できないので、平等選挙になった。
そもそも、大人と子供の線引きは難しいので、最近年齢が20歳から18歳に変わりましたね。つまり、選挙権の定義は人が考えた物だから、いかようにも変えられるのです。

④平等選挙は、平等に価値がある社会だから成立する。
平等選挙には落とし穴(デメリット)もあります。しかし、それがあっても価値があると多くの人が思っているからできるのです。
日本の場合、世代格差と都市と地方の格差です。
世代によって、人口が違うから、今は、老人の意見が通りやすいです。極端に言うと、子供や若者の意見より、老人の意見が通る。
地方の過疎化も進んでいますから、都市部の人の意見も通りやすいです。自主的な税収の少ない地方は結果として見捨てられる。

⑤怖い未来。
もし、平等選挙をしている今の戦後の社会が、財政破綻などで、なり立たなくなった場合。
それは、平等選挙の失政でもあります。
その反動で、平等選挙とちがう、平等選挙の逆の事が起こるかも知れません。
選挙制どころか、政治体制や社会体制もどうなるかです。
独裁者による専制政治とか、そもそも、他国による不当な支配とかね。

平等選挙 戦後の日本 日本国憲法
むーにゃん

ご丁寧な説明ありがとうございました。
平等選挙にはデメリットもあるのですね。

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