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小選挙区比例代表並立制とは具体的にどのように決め、なにをするんですか?

回答

①勝者の論理
国会議員の選挙の方法を決めるのは、選挙で勝った国会議員です。
だから、自分や自分の政党が不利になる選挙制を考えるわけがない。
次に、中選挙区では、一つの選挙区から複数の当選者がでるので、与党も野党も両方でてくる。
一人一票しかない投票者でも、バランスを考えて投票するので、与党がボロ勝ちすることはない。

②原稿の憲法を合法的に改憲するには、ハードルが高い。
つまり、中選挙区の仕組みでは、憲法改正が合法的に選挙や国会の運営では変えられないジレンマに陥る。
そこで、選挙結果によって、憲法改正がしやすい選挙の方法が模索される。
それが、小選挙区での、一人勝ちの選挙方。
しかし、それでは、死票(選挙結果に反映されない国民の声)や、少数政党が存在できず、政党の多様性が無くなるという反対意見がでる。
そこで、比例代表制も採用する事になった。

③最後に大人の事情。選挙のまやかしについて。
そもそも、選挙って、民主主義を装うためのまやかしであり、アメリカの大統領選が良い例ですが、選挙は多額の活動費がかかります。
つまり、政治家にお金を支援する資本家が勝つんですよね。資本家は両方の陣営にお金を渡し、自分に不利な政策をさせないようにしますからね。先進国は、資本主義と民主主義を両方大切にしていますが、どちらが優先されるかというと、資本主義なんですよね。

事実、小選挙区制を導入した結果、ちょっとした選挙戦の流れで、どちらかの政党が圧勝します。
政権交代はしやすくなったのですが、政権交代に関係なく、長年政治をする政治家が減り、政治家を育たなくなりました。
政権交代はしやすくなったけど、比例代表制も同時にしているので、憲法改正をするだけの与党の圧勝もできませんでした。
今の日本の憲法は、合法的に変えることが出来ないのです。次に憲法を変えるときは、戦争で侵略されるか、内戦が起こって、憲法が武力で変えられるかしか方法が無いんですよね。

結局、資本家が、政治家を操りやすい状況だけが残ったって感じです。これは偶然なのか?意図的なのか?って考えてしまいます。

選挙制 改憲
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