✨ ベストアンサー ✨
❶単純に、周りの国（仮想敵国）が、軍備を増やしたり、（軍事がらみの外交）活動が活発になったら、増やすのが普通な発想です。
ただし、国際情勢（外交）は、そんな簡単じゃない。
①日本の防衛費を増やしても、結局、アメリカの軍事産業にお金を貢いでいるみたいな状態で、そもそも、いざという時に効果的に自衛隊や兵器を運用できるか？という問題がります。
②二つの勢力に緊張状態を作る事で、第三者が丸儲けするという策も考えられるので、安易に増やしたり減らしたりできない。外交の難しいところ。
③海賊（倭寇とかバイキングとか）は、相手が手強かったら通商をして、相手が無防備なら一方的に略奪（無料での物の購入）をしていますから、相手の軍備を見極めてバランスをとることは間違いじゃない。
④結局、防衛費（軍備）は金がかかる。
米ソ冷戦でも、ソ連が経済力（国力）以上の軍事予算を使ったから、国が傾いたし、戦前の日本も、軍事比率が高かったから、経済的にしんどかった。どちらの国も、外交を軍事力を背景にしていたから、手を抜けなかったんでしよね。
だから、結局、国防費を上げたかったら、国力（経済力）をつけないとダメで、それ以上の国防費は、国を破滅させる。
⑤★理論的には、国力で可能な範囲内の防衛費で、その防衛費によって、他国と拮抗するバランスを保たなくてはならない。
結局、軍事活動は、外交の一部なんですよね。
古今東西、内政が失敗すると、外国に侵略をすることで、富を得ようとしますから、相手の国も、体制維持に必死なんですよね。
すっきりした答えの出ない回答ですみませんが、防衛費って色んな要素のバランスなんですよね。
⑥あと、とんでもない予算をつぎ込んで作っても、時代遅れな発想だと意味が無いです。
フランスのWWⅠの塹壕戦の発想で作ったマジノ線の要塞は、WWⅡのドイツの戦車機甲師団による電撃作戦（マジノ線を迂回してフランス戦線の後方にフランスより早く回り込まれた）で、意味が無かったとか、
空母機動艦隊（航空機による雷撃）の時代に、大艦巨砲主義の戦艦大和とかね。
ちなみに、世界で最初に空母や雷撃機の運用で成功したのは、日本だったりします。最後は、大和の艦隊特攻をしなくてはならなかったのですけどね。空母や艦載機を作るのにはお金と時間がかかります。それ以上に熟練したパイロットの育成も時間とお金が必要です。
単純に防衛費を増額しただけでは、ダメなんですよね。
質×量×次元（発想、技術革新）のかけ算で、勝負がきまりますから、防衛費＝金額＝量だけでは、議論の深さが浅いんですよね。
外交とか、科学技術とか、色んな要素で物事を見て下さいな。
⑦21世紀のキーワードは、非対称戦でもあります。国家対国家だけが戦争じゃないし、超限戦（ハイブリッド戦）という戦争の概念もあります。詳しくは、単語を検索して下さいな。
ありがとうごございます😭
とても助かりました！