(1)
うすい塩酸に石灰石を加えたとき, 石灰石の質量と発生する気体の質量との関係を調べるために、 次の実験 1~3
《入試問題にチャレンジ》
を行った。これについて、 あとの (1)~(4)の問いに答えなさい。
(2)
図1のように, うすい塩酸20cmを入れたビーカーと、石灰石 1.00gをのせた薬包紙をいっしょに電子てん
実験 1
灰石は気体を発生しながら全部溶けた。 気体の発生が完全に終わったあと, 図2のように,反応後の質量を電子
びんにのせ、反応前の質量を測定した。 この石灰石 1.00gを, ピーカーに入れたうすい塩酸に加えたところ、石
てんびんで測定した。このとき,発生した気体の質量を求めたところ, 0.44gであった。
3.00
発
生 2.50
止する 図 1 ビーカー
2.00
うすい塩酸
1.50
の100
量 0.50
実験2 実験1と同じ手順で, 石灰石の質量を2.00g, 3.00g
4.00g,500g, 6.00gに変えて, それぞれうすい塩酸と
図3は, 実験 1,2の結果をグラフに表したも
0
'0 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00
石灰石の質量 〔g〕
13.00
生 2.50
|薬包紙
+2.00
体 1.50
1.00
ik 0.50
g
石灰石
電子てんびん
のである。
実験3 実験1,2で用いたうすい塩酸の濃度を2倍にした。 この
塩酸20cmを用いて, 実験 1,2と同じ手順で実験を行った。
(1) 実験1について、次の①,②の問いに答えよ。
① この実験で発生した気体は何か。 その気体の化学式を書け。
2 下線部分について, この実験で発生した気体の質量は, 電子てんびんで測定した反応前の質量から、 反応後の
質量を引くことにより, 求めることができる。 その理由を, 「質量保存の法則」という用語を用いて書け。
(2) 実験2について, 加えた石灰石の質量が 3.00g以上のとき, 発生した気体の質量は一定であった。 この気体の
質量は何gか。
100.2 0.8.g
(3) 実験 1,2で用いたものと同じ濃度のうすい塩酸 50 cm に 石灰石 9.00g を加えて反応させたとき,発生する気
体の質量は何gか。
(4) 実験3について, 加えた石灰石の質量と発生した気体の質量の関係を表したものとして最も適当なものを、次の
ア~エから1つ選び, 記号で答えよ。
ア
(3)
イ
図2
0 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00
石灰石の質量 〔g〕
反応後の溶液
ビーカー
発生した気体の質量g
図30発 2.00
薬包紙
3.00
発
2.50
2.00
必
1.50
1.00
520.50
g (4)
1.50
体 1.00
0.50
0
0 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00
石灰石の質量 〔g〕
1OT
0
0
1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00
石灰石の質量 [g]
3.00
発
生 2,50
電子てんびん
2.00
€ 1.50
1.00
0.50
I
0 1.00 2.00 3.00 4.00 5.00 6.00
石灰石の質量 〔g〕