現金過不足は一度忘れて、まずこの2つの仕訳を考えてみます。そうすると、受取手数料が借方/貸方(左/右)どちらにあればいいか分かりやすいです。
①手数料を現金でもらった
②通信費を現金で払った仕訳を取り消す
現金の動きから受取手数料や通信費はどちらにくるか考えてみます。
①現金が増える =借方(左)に現金
現金 4,500 / 受取手数料 4,500
→受取手数料は貸方(右)です。
②仕訳取消(返金してもらうと考えてもOK)
(B)の仕訳をして、(A)の仕訳を消します
通信費 1,500 / 現金 1,500 ←(A)元々の仕訳
現金 1,500 / 通信費 1,500 ←(B)取消の仕訳
→(A)の逆の仕訳をします。通信費は貸方(右)です。
①と②(B)を合わせると、
現金 4,500 / 受取手数料 4,500
現金 1,500 / 通信費 1,500
現金をまとめると、
現金 6,000 / 受取手数料 4,500
通信費 1,500
現金を現金過不足に置き換えると、答えの仕訳ができます。
ちなみに、通信費は負債ではなく費用なので、「通信費の減少つまり負債の減少は借方」は「通信費の減少つまり費用の減少は貸方」が正しい表現となります。この科目は費用/収益/資産/負債/純資産のどれになるか押さえておくといいです。