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伽藍配置（がらんはいち）と堂塔伽藍（どうとうがらん）は、仏教寺院の建築構造に関連する用語ですが、それぞれ異なる意味を持ちます。
伽藍配置（がらんはいち）は、寺院内の建築物や庭園の配置のことを指します。これは、寺院内での各建物や構造物の位置関係や配置を決める計画のことを指します。伽藍配置は、伝統的な寺院建築において、美的なバランスや機能的な使い勝手を考慮して行われます。例えば、本堂や仏塔（ぶっとう）、僧坊などの建物が寺院内にどのように配置されるか、また庭園や回廊（かいろう）などの要素も含めて調和の取れた配置がなされます。
一方、堂塔伽藍（どうとうがらん）は、寺院の中心となる堂（本堂や講堂など）と塔（仏塔や五重塔など）からなる建築群のことを指します。この伽藍は、仏教寺院において信仰対象である仏像を安置するための堂や、僧侶の修行や法要を行う場所である塔などが組み合わさったものです。堂塔伽藍は、寺院の中心となる建築物群であり、仏教の宗教的な活動や修行の場として重要な役割を果たしています。
つまり、伽藍配置は寺院内の建物や庭園の配置計画を指し、堂塔伽藍は寺院の中心となる堂と塔からなる建築群を指します。伽藍配置が寺院全体の配置を意味するのに対して、堂塔伽藍は寺院の中心的な建築物群を指す点が異なります。
