数学
大学生・専門学校生・社会人

この証明は高校数学の範囲でできますか?数1 数と式。
①有理数は整数,有限小数,循環小数のいずれかになる。②逆に整数,有限小数,循環小数は分数で表すことができ有理数である。

①の証明って教科書の文章で証明になりますか?
②の証明って高校数学の範囲内でできますか?いきなり逆も成り立つと出てきました。
あとなぜaとbを正の整数に限定しているのでしょうか?

一般に,正の整数a,bに対して, 分数 10 が整数でないとき, 22ページ の図のように, a を6で割った値を求めるために割り算を続けると, 1回 の割り算ごとに, 余りは0, 1, 2, ・・・, 6-1 のいずれかになる。余りに 0が出てきた場合, 分数は有限小数である。 余りに0が出てこない場合, 数号に 6回割り算をする間にどこかで同じ余りが現れる。よって, それ以降は同 じ計算が繰り返されるから, 循環することが分かる。 このように, 有理数は整数, 有限小数, 循環小数のいずれかになる。 逆に有限小数, 循環小数は分数で表すことができ, 有理数である。
数学1

回答

逆に関してはぎりぎり高校数学の範囲で証明できます。

ただ、全ての循環小数が分数で表せることが、まず先手だと思います。

私が同じ回答をしたことがあるので、
逆の証明として、載せておきます。

循環小数を分数の形にできるのは、循環小数を無限等比級数で表せるからです。
無限等比級数とは、例えば、1,2,4,8,16...のように、順番に公比2を掛けた数列の総和を意味します。

ここで、循環小数を扱う場合、例えば、A=0.30808080808....(循環小数の記号は省略)
のようなケースを考えます。
すると、A=0.3+0.008+0.00008+0.0000008+....と表すことができます。

このとき、Aは0.3と初項0.08,公比=0.01の無限等比級数で表すことができます。
また、|公比|=|0.01|<1より収束するので、
A=0.3+初項/(1-公比)=0.3+0.008/(1-0.01)と表すことができます。
循環小数の場合、公比は1より小さい値になりますから、常に収束条件を満たすことになります。

ここまで理解するのは、数学の数列という知識が必要になります。
難しい内容ですが、簡単にいうと、循環小数は無限等比級数で表すことができて、
必ず収束する条件を満たすので、分数で表現することが可能となります。

以上です。
回答に不備があるかもしれませんが、
こんな方法で考えました。

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