✨ ベストアンサー ✨
_「火成岩は鉱物からできている」は、ちょっと違います。この日本語だと、「火成岩は鉱物から構成されている。」、「火成岩は鉱物からだけでできている。」と言う意味になってしまうからです。
_「火成岩は鉱物を含んでいる場合が度々ある。」です。
_化学的(科学的ではなく)に考えると、鉱物は結晶のことなのです。水溶液を冷やして、結晶を作る実験をしたことやら、見たことやら、があると思いますが、結晶に当たるものが鉱物で、溶液全体が火成岩に当たるものです。
_ここで注意しなければならないのは、石英・クリスタル・水晶は鉱物ですが、ガラスは結晶ではないので、ガラス・黒曜石は鉱物ではない、と言う事です。
_ですから、マグマが冷える過程で出来た結晶成分が鉱物です。そして、マグマが地表付近に出て来た岩石が火成岩です。
_更に、ここで注意しなければならないのが、マグマは液体であるけれど、マントルは固体である、と言うことです。マントル対流と言う言葉から、マントルが液体である、と思い込んでいる人がいますが、マントルは流動固体と言うものです。
_氷河と言うものがあり、万年雪から作られた氷が、割れたり、押しつぶされたり、しながら、標高の低い方へ押し流されていますね?これが、流動固体です。
_地球内部の液体部分は、マグマと、外核(コアの外側部分)と、しかありません。他は全部固体です。
①、マグマが冷える過程で出来た結晶成分が鉱物です。
②、マグマが地表付近に出て来た岩石が火成岩です。
③、鉱物は、火成岩のほんの一部分。
④、ガラス・黒曜石は結晶ではない。
⑤、マントルは液体ではない。流動固体。
_火成岩6種類と、鉱物7種類と、は暗記するしか有りません。時々出題されますので、暗記して下さい。
了解です!
_それから、中学・高校で、鉱物と言っているのは、鉱山鉱物(≒鉱物の内、主な物。)のことです。鉱物は、本来、鉱山鉱物と副成分鉱物(≒鉱物の内、あまり採れない物。)とに分けられます。そして、副成分鉱物は量は少ないてすが、種類は沢山あります。
_鉱山鉱物の中に、黒雲母はあるのに、何故、白雲母がないのか?と、言うと、白雲母はあまり採れないので、副成分鉱物に分類されて、副成分鉱物を中学・高校では殆ど扱わないからです。
_(天然)ダイヤモンドやら、(天然)ルビーやら、と言ったものも、副成分鉱物です。
すごく詳しく解説いただきありがとうござます!
了解です‼︎