3
空気中の水の変化を調べる実験について,次の各問に答えよ。
<実験> を行ったところ, <結果> のようになった。
<実験 >
(1) 金属製のコップに半分くらいまで水を入れ, 水温
が気温と同じになるまで, しばらく室内に置いてお
いた。
(2) 図1のように, コップに少しずつ氷水を入れなが
らガラス棒でかき混ぜて, コップの表面に水滴がつ
き始めるときの温度(露点) を調べた。
(3) 表1は, 乾湿計用湿度表の一部である。 (2)の操作
を行ったときの気温と湿度を, 表1 と乾湿計を用い
て調べ, 記録した。
表 1
乾球の示度
[℃]
1回目
(1日目 午後3時)
2回目
(2日目 午前11時)
27
26
25
24
3回目
(2日目 午後3時)
(4) (1)~(3) の操作を, 連続した2日間で、 合計4回行った。
4回目
(2日目 午後6時)
気温 湿度
[℃] [%]
24
1
92
92
92
91
19
22
16
60
62
53
2
84
84
84
83
71
<結果>
表2は4回の結果をまとめたものである。 2回目から4回目を行った2日目は 1日を通して天
気の変化がなく, 空気中に含まれる水蒸気量はほぼ一定であったことが分かっている。 また,図2は
気温と飽和水蒸気量との関係を表したものである。
表 2
-5-
乾球と湿球示度の差[℃]
図2
3
77
76
76
75
空気中の水蒸気量
(g/m³)
30
25
20
15
10
図 1
5
氷水
20
19
くソツ
2000
5
4
70
69
68
67
ガラス棒
10
5
63
62
61
60
- 温度計
気温[℃]
25
20
15
金属製の
コップ
30
[問1] <実験>の (1) で, ガラスやプラスチックではなく金属のコップを用いたのは, 金属にどのよ
うな性質があるためか, 簡単に書け。 熱が伝わりやすいという性質。
[2] <実験>の(2)で見られた現象と異なる現象として適切なのは, 次のうちではどれか。
ア 冬の日に、 外で息を吐くと白く見えた。
イ 冬の日に 林の中で霧が発生した。
ウ 冬の日に水たまりの水が凍っていた。
冬の日に、 外で飲もうとした缶コーヒーからゆげが出た。
[3] 1回目の操作を行ったときの, 乾湿計の乾球と湿球の様子として適切なのは,次のうちでは
どれか。
ア
130
乾球
28-
26
24
30
28 E
26
16x0,62
0,62
湿球
(1) ア 約 11g
②
ア 約 15℃
(3)
ア ほぼ同じ
**Fele
62.
372
1
28
9,92
26
24-
[ 4] <結果> について述べた次の文の①
なのは、下のアとイのうちではどれか。
O
30
温球
28.
26
24-
約 13g
イ約19℃
イ 大きく異なる
21x 0,6
乾球
_3.6
12,6
22
24-
18
20 20
球
18
-6-
I DEER
24・
22
(1) で
<結果> から, 1回目の操作を行ったときの空気1m² 中に含まれる水蒸気量は,
ある。このことから, 1回目の操作を行ったときの露点は②である。 また, 2回目から
③ 温度となった。
4回目まで操作を行ったとき, 露点は全て
20-
18-
湿球
生目
24-
22-
20
18-E
問題(第1回)
3 にそれぞれ当てはまるものとして適切