理科
中学生

物体と流体で熱の伝わり方が違うのは何故ですか?
どちらも「分子(原子)」が存在するため、全て分子(原子)の運動(熱)が広がっていくというのは無理なんですかね。

回答

_熱(温度)が基本粒子(原子・分子)の振動状態の記述である、と言うのはあっています。

_熱の伝わり方は、「輻射(放射)」「熱伝導」「対流」の3つが有ります。

_固体のみでは、「輻射(放射)」は起きません。固体間で「輻射(放射)」は起きますが、その間には気体か真空かが存在する必要が有ります。
_固体のみでは対流は生じません。

_従って、紡 さんの言う「物体と流体で熱の伝わり方が違う」と言うのは、「熱伝導」に関して、と言うことになります。

_「熱伝導」は、基本粒子間の結合を熱振動が伝わって行く、と言うことです。

_流体とは、基本粒子、[または、基本粒子群(≒クラスター等。)]の(それなりの)自由運動がある状態です。

_そして、流体の運動によって、より激しい振動をしている、即ち、より高い温度の基本粒子(または、基本粒子群)の空間的な位置は変わってしまい、局所流体の平均としての温度は低くなります。

_つまり、流体の基本粒子(または、基本粒子群)は空間の場所を(それなりに)自由に変えるから熱伝導の伝わり方が変わるのです。

回答ありがとうございます!

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