_「初読の感想」・「初発の感想」とは、「初回に対象本を読んで自分で感じたこと。」、なので、単に感想文を書く場合と違って、他の人の助言を得ることも、あの部分がよく分からなかったから、と、その部分を読み直すことも許されません。ですから、対象本を読みながら、場面や登場人物や、その行動・心情をメモしながら読む事が必須になります。
_通常、唯単に感想文を書け、と、言うのではなく、態々(わざわざ)「初読の感想」・「初発の感想」を書け、と言うのであれば、その後にグループ・ディスカッションをして、「再読の感想」・「再発の感想」を書く、と言う過程がある筈です。
_その様な詳しい手順・説明もなく、「再読の感想」・「再発の感想」を書かせてもいない状況で、「初読の感想」・「初発の感想」を書け、と言われているのであれば国語の教師として失格でしょう。
_そして、「初読の感想」・「初発の感想」は、誰も手伝えないし、読み直しをした時点で、もう「初読の感想」・「初発の感想」を書くこと自体が出来ません。
_単に、初回に仕上げた感想、と言う意味ではないのです。
_もし、特に「初読の感想」・「初発の感想」とか言われていないのであれば、格好をつけて「初読の感想」とか言わずに、感想文のヒントだけを尋ねれば良いのです。
_また、ディスカッションも解説もなく、「初読の感想」・「初発の感想」と、「再読の感想」・「再発の感想」を同時に求めているのであれば、その先生は、自分の仕事を放棄していると言うことです。
_それでも、先生は選べないし、宿題はやっつける必要がある、と言うことなら、やはり、唯単に、感想文のヒントを呉れ、と尋ねた方が良いでしょう。
_他人の意見を見聞きして、「再読の感想」・「再発の感想」を書かないのであれば、制限を付けて「初読の感想」・「初発の感想」を書く意味が全く無いからです。
_そして、「初読の感想」・「初発の感想」の書き方のアドバイスは、読む前には出来ますが、読んだ後には出来ません。