回答

関係詞の非制限用法がそもそもどんな働きをしているかを正確に理解する必要があります。

テキストの例文2の場合、例えばこんな訳は良くないと思います。
ローマにいる彼の息子は来月ウチに来るだろう。

制限用法の訳ではこれで正しいですが、非制限用法の場合の訳としては不十分です。
非制限用法では、前の内容についての説明・補足・コメントを表すことができます。
ちなみにその前の内容というのは、直前の名詞でもいいし名詞以外の品詞を受けてもいい、あるいは前文全体を受けてもいいなどというのは授業で習ったと思います。

当然関係詞節ですのでコンマの間は形容詞節になりますが、
ところで、説明・補足・コメントを表す節/句をどこかで見た覚えはありませんか?

副詞節/句で挿入という表現法があったと思います。
今回もあれに近い形になっています。
一般に論評節といったりしますが、今回もそれに当たります。

正しい訳はこんな感じです。
彼の息子は、今ローマにいるのだが、来月ウチに来るんだ

このようにしてちょっとした「断り」を表しますので、関係詞節内の内容はそれほどその話題の焦点にはなりません。

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