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現在完了形で表せる「継続」と現在完了進行形の「継続」は何が違うのか、ということですよね。
まず「動作動詞」と「状態動詞」ってわかりますか?
「状態動詞」は、原形で「〜している」と訳すようなやつが多いんですが、
例えばknowは「知る」ではなく「知っている」です。
「知らなかったことをいま知る」という「動作」ではなく、「知っている」という「状態」を表します。
have(「持つ」ではなく「持っている」)
love(「愛している」)・like・think・believe などなど
状態動詞はそもそも「〜している」と訳すような意味を持っているので、進行形にする必要がありません。
現在進行形や過去進行形にもしないし、完了進行形にももちろんしません。
現在完了進行形は「動作の継続」だというのはこのようなことを言っているのです。
「状態動詞」は現在完了進行形にはしない。代わりに現在完了形を使う。現在完了形と言ってもいろんな意味がありますが、状態動詞の現在完了形は「継続」の意味になります。
ところが、動作動詞はさらにもう一つ厄介です。
現在完了進行形で「継続」の意味になるのはもちろんなのですが、動詞によっては現在完了形でも「継続」の意味を表すことがあるのです。
どのような動詞がそうなるかというと
それが画像の説明にある「一定期間行うという意味が含まれている」動詞 です。
ここからが大事ですが、長くなるので一度切ります。
コメント追記します
①I have waited for an hour.
②I have been waiting for an hour.
②は先ほどの説明と全く同じで、
現在進行形+完了(継続)です。
「(いま)待っている最中」が1時間継続しているので
「1時間ずっと待っている」。
1時間、ずーっと時計や足音を気にしながら、まだかなまだかなと待っている という場合はこちらです。
①は、完了形に関わる部分を抜かすと、現在形になるのですが、I wait for an hour という現在形の文は普通は使わないですね。
I'm waiting for an hourと言うと思います。
ただ、先ほど説明したように
現在完了形の継続が「属性の継続」という感じで使われている点は同じなのです。
1時間、首長くして「待つ」という動作を継続しているわけではないかもしれないけど、
「待機中」という属性は続いている、という感じです。
だから、
1時間待つことは待っているけど、他にもやらないといけないことあるから気にしてない、逆に時間もらえて助かるわ
みたいな場合は現在完了形で良いのです。
「待っている」ということを強調して言いたい場合、「まだ待つのかよ」と文句言ったりとか、主張したい場合には現在完了進行形の方がそれらしく伝わります。
それを画像の説明では「[もう]1時間[も]」と訳したり、「強調」と言っているのです。
とても詳しく説明してくださり、ありがとうございます。この説明の意味が分からず、ずっとモヤモヤしていたので助かりました☺︎
さらに分からない点があるので、もし良かったらもう一つ質問させて下さい。
現在完了進行形を授業で取り扱ってる際、このような例文があげられていました。
I have been learning English for seven years.
現在完了進行形は「(いままで)ずっと〜し続けている」という現在までの動作の継続を表す
というのが、私の認識なので、例えば
I have been playing tennis for two months.
だと、一睡もせず、ずっーとテニスを2ヶ月間行うことを意味してると思うんです。
ですから、この上の文章だと、これは
I have pIayed tennis for two months.
の方が適切な表現となる?のかなと考えました。
(週2とかでテニスをしてきた)
同じように先程あげた例文でも、
I have been learning English for seven years.
現在完了進行形を使ってあるので、英語の学習をを7年間もひたすら続けていることを意味していて、おかしな意味合いになるのではないか、と考えました。
しかし、授業で先生がこちらの文章を紹介していたので、私の認識が間違っていると思います。
最初の質問であげた写真の中にも、learn は一定期間行うという意味がもともと含まれていると書かれていました。
私がよく理解出来ていないだけで、learnが使われているこの文章は正しい、意味合いも間違っていない
または
私の認識のどこかに誤りがあるだけなのか、
是非とも教えて頂けると幸いです。
よろしくお願い致します🙇♀️
調べてみました。本そのまま画像に載せますが…
長ったらしい説明で申し訳なかったですけど
ご返答を見たらおそらく理解していただけたと思います。
①I have learned English for seven years.
②I have been learning English for seven years.
私の、進行形の説明がすこし不足していたかもしれません。
進行形の基本的な使い方をベースにして説明したので、間違った説明ではないのですが。
比較的長い期間でも、また「動作の途切れることない継続/ずーーっと同じ動作を続けている」でなくても、
進行形や完了進行形にする場合というのがあるにはあって(進行形のメインの使い方ではないですが)
それは、話し手の中で「一時的」という意識がある場合です。
②の文は、特別な文脈を前提としなければ
7年間ずっと机に向かってる
というような感じでとらえることができるし
それはおかしい、と思いますよね。
ただ、この7年間という学びの期間を話し手が「一時的」と思うような状況の中で使っているとしたら、アリかもと思いました。
例えば…たまにニュースとかでやっている、こんな状況はどうでしょう?
戦後すぐに貧しい家に生まれて、家計を助けるために中卒で働いた。ずっと自分の学歴にコンプレックスがあったので、定年後に高校に入り直して孫くらいの子たちと勉強して卒業、その後大学も卒業した。勉強するのが楽しくて、大学では文学や歴史の勉強をした。勉強したいことはたくさんあるけど、特にここ7年は英語を学んでいる。
というような感じなら使えるような気がします。
この説明を私はしませんでしたので、おっとっとさんの認識の誤りではありませんよ。むしろ自分できちんと考えていらっしゃるのですばらしいと思います!
ご丁寧にありがとうございます!
理解できました☺︎
例えば study は「勉強する」ですが、
「英語を勉強する」というのは、実際に行なっている動作は「見る」「読む」「書く」「発音する」「考える」などで、その総体が「勉強する」ってことですよね。
一つ一つの動作は一瞬一瞬ですが、それの総体なので、studyという動詞にはある程度の時間がかかるものという想定がされると思います。
もう一つ、
画像には書いていないことで大事なポイントがあります。(個人的にはこちらの方が大事)
以下の説明を見てください。
① He has taught English for 30 years.
② He teaches English.
③ I have been studying English for 3 hours.
④ I am studying English.
どちらも完了形になることで「継続」の意味になり、for〜で期間が表されています。
①の完了形に関わる要素を外したのが、②の現在形の文です。
現在形は「今現在〜だ」という意味ではなく、「常日頃そうであること」「繰り返し行うこと」を表します。
英語を教えて、それが一度終わって一旦別のことをしても、次の日も教えて、それが途切れても、また次の日も教えて、ということです。
だから「習慣」とか「属性(職業とか立場)」とか「性質」を表します。
②は、言い換えるならHe is an English teacher. と言っているのです。
教えて、やめて、また次の日も教えて、やめて、また次の日も教えて…という生活スタイルですよね。
①は②を完了にしたものですから
「英語を教える」という「習慣」「属性」が30年間続いている。
教えて、それが終わって、また次の日も教えて、終わって、また次の日も教えて、ということを30年間繰り返している
ということで、要は「30年間、英語の先生をしている」ということなのです。
現在完了形で表す「継続」は、こういう意味合いを強く持っています。
一方、③の現在完了進行形から完了形の要素を抜いたのが、④の現在進行形の文です。
④は、「(いま)勉強している最中」という「進行中の動作」を表しています。
現在進行形で未来のことを表したりすることもあるように「取り掛かりつつある」という意味を含んでいて、「終わりはまだ見えていない」という意味も含んでいます。
④に「継続」の意味をプラスしたのが③です。
③は「(いま)勉強している状態」が「3時間ずーーっと続いている」ということです。
だから3時間ずーーっと机に向かっているということで、その終わりも見えていないので、まだその状態が続くだろうと考えるのです。
もし
He has been teaching English for 30 years
としてしまうと、
30年間休憩せず一睡もせずに授業している
みたいに取れるのでちょっとおかしい感じになります。
なので一般的に、
一続きとは見なせない長い期間の継続は、完了進行形にはしません。
最後に画像の文を説明します。