生物
高校生

タンパク質とたんぱく質の違いを教えてください!!

回答

■意味の違いはありません。

現在、日本には「常用漢字」というのがあります。
それは
「法令・公用文書・新聞・雑誌・放送等、一般の社会生活で用いる場合の、
効率的で共通性の高い漢字を収め、
分かりやすく通じやすい文章を書き表すための漢字使用の目安」です。
それ以外の字を「使っちゃ駄目」という決まりではなく、
これだけを勉強しておけば公の文書を読むことができるという最低ラインに過ぎません。
ここで選ばれた1945字の「常用漢字」の中に「蛋白質」の「蛋」という字は含まれていません。

どうしましょうか?
ここで3つの考え方が出てきます。

①、敢えて漢字で【蛋白質】と書く人が現れます。
それもいいでしょう。
「常用漢字」はあくまでも目安ですから、漢字で書いても問題はありません。
少し字は難しいですが、意味はよくわかります。

②、いや、やはり「常用漢字」の枠内で書こうという人が現われます。
これは【たん白質】と書こうという人と、
どうせならひらがなで統一して【たんぱく質】と書こうという人に分かれます。
どうせ義務教育で習わない漢字を書いても読めないぐらいだったら、ひらがで書いた方がいいという考えです。

③、もう1つは思い切ってカタカナで【タンパク質】と書いてみようという考えです。
カタカナというとすぐ外来語というイメージがありますが、そればかりではありません。
1、外来語。例、「テレビ」
2、外国の固有名詞。例、「アメリカ」
3、擬態語。例、「バタバタ」
4、擬音語。例、「ギャー」
5、強調。例、「ナニが大事だ。」
6、皮肉。例、「杉村センセイ」
7、動植物。例、「ウナギ」
その他、いろいろな例があって、化学薬品や化学物質などをカタカナで表記する例もあります。

この3つ(あるいは4つ)の選択はまったく個人の自由に任されています。
意味の上では何の違いもありません。

rinngo

詳しくありがとうございます!

どんな場合でもどっちの書き方でも大丈夫ということでしょうか?

サモ

タンパク質の方がいいと思います。

○カタカナ表記の理由としては
1.学名は馴染みが薄い。
2.慣用名を漢字で表記すると、読めない。
3.最初に植物図鑑を作った当時は戦前で、新聞記事などはカタカナ+漢字が主流だった。
4.牧野博士が植物の名前をつけるときにカタカナを用いた。

らしいです。(ネット調べ)

rinngo

そうなんですね!
わざわざありがとうございます!

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