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高校生物 眼の範囲です
ロドプシンが明色で分解されることで受容器電位が発生し、暗所でイソメラーゼが働くことでロドプシンが再合成される、と習いました。
この考えだと、ずっと明るいところにいるといずれロドプシンが尽きて目が見えなくなってしまうと思うのですが、どうなのでしょうか。

回答

とても鋭い疑問ですね!

実際には、ロドプシンは常に分解と再合成を繰り返しているため、明るい場所に長時間いても完全に枯渇することはありません。

ロドプシンの再合成はビタミンAなどの栄養素と関係しており、体内で適切に供給されることで維持されます。また、明るい場所では錐体細胞が主に働くため、ロドプシンを使う桿体細胞の負担は比較的少なくなります。

ただし、長時間強い光を浴び続けると、ロドプシンの分解が過剰になり、暗所での視力回復(暗順応)が遅れることがあります。

例えば、強い光を見続けた後に暗い場所に移動すると、しばらくの間何も見えなくなることがありますよね。これはロドプシンの再合成が追いついていないためです。

つまり、ロドプシンは枯渇することはないものの、過度な光刺激によって暗順応が遅れる可能性はあります。目の健康を守るためにも、適度に暗い環境で休ませることが大切ですね!😊

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