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世界には、いろんな地形や気象があります。
そうなると、その地域ごとに、文化や言語が発達して、いろんな民族が発生します
当然、いろんな国ができます。
それが、自然な世界です。
しかし、
資本主義が世界に広がり、
さらに、
技術革新で、世界中の物と人が行き来出来るようになりました。
この状態で、大企業は、いろんな国で商売するようになり、多国籍企業として成長しました。
商売を考えれば、貿易の関税とか各国の法律とかの違いが面倒くさいと思う資本家も出てきます。
それなら、各国の壁が無い方が、商売がしやすいです。
そこで、グローバル化、グローバル主義と言う考えが出てきました。
ま、
ここまでは、良い話ですが、
世界をグローバル化すれば、
問題も出てきます。
最初に書いたように、各地の違いやそこから発生する歴史的な違いもあり、世界は一律ではありません。
でも、
資本主義の考えでは、貨幣価値しか区別がつきません。
★グルーバル化した世界では、原材料はより安い産地の物を、工場はより安い労働賃金の国に作られ、商品はより高値で買ってくれる国に流れます。
だから、日本のような先進国では、工場が海外に移転し、海外の安い労働賃金に対抗する為に、日本の人件費も下がる一方になります。
で、グルーバル化した世界では、資本家(国際金融資本)が有利であり、アメリカの金持ちが得する世界となると考えている人もいます。
グローバリストは、自分達が儲かる市場が欲しいのです。各国の国民がどうなろうとどうでも良いのです。
極論、アメリカもどうなっても良いのです。彼らは多国籍企業に投資していますから、アメリカにすらこだわりません。
日本は、米ソ冷戦が終わってからの約20年間、アメリカが言うグローバル化を進めてきましたので、賃金が上がらず苦しんできました。
ロシアも、ソ連崩壊の混乱で、一気にソ連に資本主義が流入して、日本以上に一気におかしくなりかけました。ロシア(プーチン大統領)は、一貫して、反グローバル主義であり、ロシアが独立を保つ事をソ連崩壊後、グローバル化によるロシア国内の混乱を避ける為にやってきました。
そして、グルーバリスト(欧米の資本家)とロシアの縄張り争いの結果が、今のウクライナの状態です。
ウクライナで、ロシア軍と奮闘しているアゾフ連隊は、今は国軍の組織としてあつかわれていますが、元は私兵武装集団です。
つまり、アゾフ連隊を武装したお金は、ウクライナの税金ではなく、どこぞの金持ち(資本家)が、彼らの思惑があって、提供されたお金なのです。
あと、資本家は、マスメディアにも当然投資していますから、「ロシア悪し」という報道になっているかも知れないという意見もあります。
ロシアもたいがいですが、両国とも、情報戦を展開しているので、報道の客観性は?です。
アゾフ連隊のような武装した民兵が影で動いているのですから、どんな意図が隠れているかは、一般人には知るよしもないからです。
教科書には書いていませんが、グローバル化って、ホントに、ドロドロした側面もあります。
★国際情勢に完璧な正義なんて存在しません。見方によって、人の評価が変わります。
①グローバル化による、資本主義(金持ちが世界を支配する)無理のある世界統一。
②各国の独自性や、自主独立が保たれた世界。
この二つの綱引きが今おこっています。
ただ、ロシアの独立性を保つためにプーチン大統領は外交をしていますが、そのためには、大ロシア主義が必要です。ロシアは寒い国なので、食料の自給を考えると、ウクライナの穀倉地帯が必要です。元々、歴史的にはロシアもウクライナも兄弟のような国なので、一つになろうという考え方をロシアは思っているのでしょう。
でも、そこには問題があって、ロシア(ソ連)によって、ウクライナは、とんでもないわりを歴史上食ってきました。
だから、ロシアがグローバル化から自由になりたいように、ウクライナもロシアから自由になりたいのです。
そこが、プーチン大統領の矛盾なのです。
★ロシアがグローバル化に飲み込まれないように、ウクライナをロシアが飲み込むという考えに矛盾が生じるのです。
ロシアの独立を願うのであれば、ウクライナの独立も認めないといけません。
グローバリストは、ウクライナの市場を狙って、経済的な侵攻をしてきます。経済的な侵攻は、軍隊による侵攻とは違って、目立たない。日常生活でジワジワ広がってきます。
資本主義による(経済の)グローバル化で、得する一握りの人は良いですが、グローバル化で損する人もいます。
とはいえ、
①グローバル化で、経済植民地として、経済的独立を保てなくなるか
②軍事的な圧力で、軍事大国の影響下に入り、国家の独立を保てなくなるか
どちらも、極端な選択を迫られているのが、今のウクライナであり、日本を含め多くの国が直面している潜在的な問題です。
そう言ってもらって、何よりです。
TVや新聞では、善悪二元論ですが、そんな単純じゃない。
学校では、授業時間の関係とか、そもそも、先生が、日々の多忙で教材研究がおろさかになり、深く国際情勢に精通していない場合もあります。
グローバル化って、ホント、奥が深いでしょ。
色々、歴史や国際情勢に関心を持って、「主体的・対話的深い学び」をして下さいね。
誤字修正
×グルーバリスト
○グローバリスト
変換ミスがその他にもありますね。
ただウクライナは今まで好き勝手やってきたという事実もあります.
CSIが結成され,元々このCSI管轄の連邦軍がソビエト軍をコントロールすることになってましたが,ウクライナが独立と領内のソ連軍を自国軍としたために軍中央と師団が対立.結局ウクライナが勝手に軍を引き裂いた事で,間接的に今に至るわけです.
最も侵攻するひと月ほど前からウクライナがロシア領にドローン攻撃しまくっていたのはほとんど報道されなかったですがね
外交(戦争も外交の一部)なんて、だまし合いですからね。
言った者勝ちの部分がありますからね。
そもそも、ソ連崩壊時のどさくさの出来事ですからね。
色々、ありますよね。
とはいえ、ウクライナの問題は、解決しそうにないですね。
ロシア産の肥料が止まっているので、今年の秋や、来年の食料の値上げや、そもそも消費量と供給量のギャップによる問題で、
世界中が疲弊する可能性が出てきましたよね。
グローバル化は、調子の良い時は良いけど、何か問題が発生した場合、問題もグローバル化しますからね。
ありがとうございます!!
グローバル化も含め今の社会問題も分かりやすく教えてくださって嬉しいです!