Question

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遷移と植物の性質です！
解答を見ても理解できないので解説をお願いします！！
特に問3の現在－1893とかってどういう意味ですか？？？
よろしくお願いします！

思出
93 遷移と植物の性質
次の文章を読み, あとの問いに答えよ。
海を干拓した後に成立した, 比較的人為的影響が少ない森林で植物群落の調査を行
った。表は干拓地の成立年代の異なる a~gの調査地の森林にそれぞれ10m×10m
の調査区を設け, そこで見られた高木層の植物の被度(それぞれの種が地面を覆って
いる面積の割合)を調べたものである。
他 の
調査 地
千拓地の成立年代(年)
a
b
d
e
f
g
1893
1821
1632
1579
1467
1180
770
アカマツ
5
2
2
タブノキ
4
4
4
2
スダジイ
2
4
5
表中の数字1~5は被度階級を示す。それぞれの被度階級が表す被度の範囲は次のとお
りである。
1:1~10%, 2:11~25%, 3:26~ 50%,4:51~75%, 5:76~100%
問1 この干拓地で見られる遷移は一次遷移か,二次遷移か。
問2 高木層に見られるアカマツ, タブノキ, スダジイのうち,明らかに陽生植物と考
えられる種の名称を答えよ。
問3 この地域では, 陽樹林の成立から陰樹林に遷移するのにおよそ何年かかると考え
られるか。最も適切なものを, 次の①~⑥のうちから選び,番号で答えよ。
0 50~200年
EO0年
Too
2 200~350年
3 350~500年
6 650~ 800年
⑥ 800年以上
④ 500~ 650 年
6 植生の多様性と分布 121
高 木層

93 問1一次遷移 問2アカマツ
解説 問1 土壌や種子がない場所で始まる遷移を一次遷移といい, 陸地から始まる遷移を乾性
遷移,湖沼などから始まる遷移を湿性遷移という。 問題では海を干拓した後に成立した。
とあるので,一次遷移である。
問2 一次遷移は, 荒原→草原一→低木林→陽樹林→陽樹と陰樹の混交林→陰樹林 (極相林)
の順に進行する。遷移が進むほど森林内は暗くなるため, 光補償点の高いアカマツのよ
うな陽樹の幼木は育たず, スダジイのような陰樹の幼木だけが育ち, 徐々に陰樹林にな
小おる。
問3 2
Ch:
表からは,右にいくほど成立年代が古いことが読み取れる。また, 成立年度が古いほ
ど遷移が進行する。例えばaでは干拓地の成立年代が1893年とあるので, およそ200
一年程度しか経過していない。一方, gは770年とあるので, およそ1300年程経過して
土おり, aよりも遷移が進んでいると推測される。
る間3 陽樹林の成立から陰樹林の遷移までにかかった年数を求めるには, 陰樹林が成立す
るまでの年数から,陽樹林が成立するまでの年数を引けばよい。調査地aでは, 陽樹で
あるアカマツの被度が5であり,陽樹林が成立していると考えられる。陽樹が見られな
くなり,タブノキやスダジイなどの陰樹のみになるのは調査地dである。そのため,
陽樹林が成立するまでの年数は(現在-1893)…A
陰樹林が成立するまでの年数は(現在-1579)…B
よって,陽樹林の成立から陰樹林の成立までにかかる年数はおよそ 間
B-A=(現在-1579) - (現在-1893) = 314 [年]となる。
さ
中央 1脚

遷移