古文
高校生
これの現代文訳教えてください
次の文章は、中世の物語「しら露」の一節で、ある事情から女主人公(文中では「女」と呼ばれる)のもとに恋人の訪れがなく
なり、女主人公や彼女に仕える女房「杉子」たちが心を悩ませている場面である。これを読んで、後の問に答えよ。【0点】
秋も暮れ果てにければ/「いかなる御風ごこちにても、さやうにものし給へるにや」とて、こなたに参り通ふ便りにつけて、かごと
ばかりのこと、問はすれど、「さる御悩みにても」とも聞こえさせず。ゆくてばかりの言伝て一
かりにてやみ給へね。あいなき憂き名にたち騒がれ、人わろき恥に身をやつさんより」と、
人々のいかが思ふら 言ひ甲斐なくて、
かき絶えたれば、「よし、さば
注2
注1
リu)
A
たけ
少しは猛き方もあれど、さすがに「この
飽かれ奉りけんと、わが身の怠りに聞こえなさんが、よろづのことより心やまし」と思
o
し乱れて、ひたすらに起きも上がらず、ただ、涙にのみまつはれ臥し給へるを、御妹の大君などの、御仲うるはしでければ、いといた
う嘆き聞こえて、御側を去らず付き添ひ暮らすを、北の方なほ安からずのたまひ制すべし。父君のみこそ、さは言へど、情け情けしく、
母君なくて心細からんを思しやりつつ、よろづのことを仰せ捉てて、折々は渡らせ給ひ、御けしきなど御覧じたり。
炭す
H
リJAS
杉子ひとり心知りにて、「"げに、さ思し入るも理ぞかし」と、いと悲しう見奉りて、かしこき占方の人に物問はせなどし、また
注6う5かた
我がする心の占にも、「むげに捨てさせ給ふとは見えず。ただ、いささかのたがひ目により、思しわづらふ筋ありて」など、いづれも
いづれも聞こゅれば、いかさまにかと思ひめぐらすも、いとなかなかなる心尽くしなり。しめやかなる宵の人間に、みそかに近うさし
るJ
寄りて、「いとさかしきわざには侍りつれど、余りいぶせき心のままに、おのれ親しき勘への人に忍びてさることうかがはせつれば、
かなたのなほざりはゆめゆめ侍らぬよし、これかれに心見させても、さやうにのみ申し侍るを。余りつれなき御心様を、こなたより
少し驚かし聞こえ給ふまじくや。いみじき便り求め出でしを、よろしき障に伝へさせん」とささめけば、「いと便なきこと。何かは、
かばかり御心と古るされ奉りながら、我が身の醜きありさまにて、人をばかこち奉るべき。よし、絶えざらん縁ありなば、おのづから
注7かうが
リリ 州
思し直らん」など、さすがに思し入りぬる様にて聞こえ給へば、「なぞ、かう埋も。れたる御心様ぞ。我からの過ち(にてだに、人を
の= Sし
恨む。る世の例の、なしとばかりや思すべき。
あしきこと計らひ聞こえて、かくばかりやは聞こえさせん」とて、御硬取りまかなひ
V州
て書かせ奉る。,しかすがに、御心の隈なきほどを、いたづらにとはえ思されねば、しぶしぶながら書き給ふ。
注1 ゆくて:
ゆきずり。通りすがり
注N JS人々
女主人公に仕える女房たちを指す。
-女主人公の継母で、彼女のことをあまりよく思っていない。女主人公の実母はすでに亡くなっている。
注4 情け情けし、
-情愛や思いやりが深く。
注5 仰せ綻てて…
指図なさって。ここでは、使用人たちに家政上の指示をし、女主人公の生活を整えることをいう
·占い師。杉子は占い師に占いをさせるだけでなく、自分でも心のなかで占いをしてみた。
注7 勘への人…
「占方の人」に同じ
型 Rれ…
·飽きられ。
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