Question

大学生

分かりません。教えてください🙇‍♀️

問二 傍線部回とは、本文に即していうと具体的にどう
することか。本文の語句を用いて簡潔に答えよ。
ンベイ1の 、1人間封法4点)
チラト

かついちろう
に
かめ
亀井勝一郎
精神について
人生の難問はむろん、一身上の些事すら、これに思索を加うるやいなや、忽ちどう決断していいかわから
混沌たるものとしてあらわれてきます。人生とは元来、どう決断していいかわからぬように出来上がって
いるらしい。そして一の決断は一の受難となります。
ゲエテの「ファウスト」の冒頭に、「人間は努めているかぎり迷うにきまったものだ。」という天上の言葉
があります。子供には迷いなく、考えることを停止してしまった大人という子供にも迷いはありませぬ。ゲ一
エテのこの言葉は、持続的な探求力にとっては、成就とか完成とかはないということで、言わば永遠の推蔽
に対する祝福であり、人生に処する勇気なのです。
尤も迷いから脱却するために、我々は導いてくれる人や本を求める。しかしどういう現象がそこに起こる
か。思想的に文学的に最高の指導者、最良の書といわれるものに接して、我々は果たして「安心」を得らる
るか、迷うものはみな「安心」や「解決」を欲するのですが、最高の師や書は決して「安心」や「解決」を
与えないという事実こそ重要であります。
世には様々の悩みを訴えると、即座に判断して、かくすべしと教えてくれる人があります。宗教家とか身
上相談専門家とか、そういった種類の人間がいますが、私には信用出来ないのです。一人間が
命に対して何事が出来るか。たとい些事であっても。それは恐怖です。
私自身にとって、最高の師、最良の書とは、私の迷いを直ちに解いてくれるものでなく、逆に私の迷いを
突き放して、一層ふかい迷いの中に追放するような性質のものでありました。しかし感動すべきことは、そ
のときその師もその著者も、私もろとも、やはり迷いの底へ身をおとしてくれるということでした。つまり
私の身に即して、彼らもまた迷い悩む。こうして、人生の深さ、人間の不安なる状態を教えてくれるのです
最大の宗教家の著者から、私はしばしばこういう叫びを聞きました。「私にはあなたを慰める力はない。」と
しかしこの率直な声が、どれほど私の慰めになったか。
人間は迷いつつあるとき、必ず空想的になっています。本
読鰹次の文章を読み、あとの問いに答えよ。
たちま
れ )
R
すいこう
一人間の運
したものだ