◆◆◆関係代名詞のthat◆◆◆
①節内に「欠けている要素」がある
例1:Ken is a boy [that likes soccer].
※ [that V O] になっている → Sが欠けている
例2:The sport [that Ken likes] is soccer.
※ [that S V] になっている → Oが欠けている
②節全体を取り除いても文が成立する
例1の場合 → Ken is a boy. (文としてOK)
例2の場合 → The sport is soccer. (文としてOK)
◆◆◆接続詞のthat◆◆◆
①「~という(こと)」と訳せる
例3:Ken thinks [that soccer is fun].
→ 「ケンはサッカーは面白いということを思っている」
例4:The problem is [that Ken doesn't have time to play soccer].
→ 「問題は,ケンにはサッカーをする時間がないということだ」
②節全体を取り除くと不完全になる
例1の場合 → Ken thinks. (「何を」思うか分からない不完全な文)
例2の場合 → The problem is. (問題が「何」なのか分からない不完全な文)
中学生のうちは,確かに関係代名詞は名詞の直後に置かれるパターンしか出て来ないかもしれません。
ただ,関係代名詞の後ろは名詞とは限りません。
上記例1のように,動詞が続く場合もあります。
以上を踏まえ,関係代名詞のthatの使い方としては
[名詞+that+名詞+動詞~]
[名詞+that+動詞~]
の2パターンと考えてもらって構いません。
ただしこれは,本質的な理解ではなく「丸暗記」に近い方法になりますし,高校に行けば関係代名詞が直前の名詞(先行詞)から離れたところに置かれるケースが出てきますので,万能とは思わないでください。
接続詞のthatに関しては,確かに動詞に続く例しか出しませんでしたが,名詞に続くパターンもあります。
というのも,接続詞のthatには,
idea that ~ 「~という考え」
belief that ~ 「~という信念」
news that ~ 「~という知らせ」
respect that ~ 「~という点」
などなど,「○○という△△」という意味を表せる用法(同格用法)があるからです。
これらはひょっとすると中学校英語に(やや発展的な内容として)含まれているかもしれません。
少なくとも高校に行けば,[名詞+接続詞that]という形はごく普通に出てきます。
また接続詞のthatが文頭に来たり,形式主語構文で形容詞の直後に来たりという場合もあります。
したがって,接続詞thatの判別に関しても,「動詞に続いている」という根拠に依存しすぎるのはあまりおすすめできません。
分かりました!ありがとうございます
こんなに長文ありがとうございます!!
簡単に言えば「名詞+that+名詞+動詞」
は関係代名詞で
「動詞+that+名詞+動詞」
がthat節って事でいいでしょうか??