(2) 前提として、赤く染まったという部分は水が通った部分ということです。そう考えると、ホウセンカは双子葉類であるため、維管束は輪状となり、水の通り道である道管が内側に位置するため、aとcであることが分かります。
補足:教育的にどうかとは思われますが、大体水と養分では明らかに水の方が大きいので、管もその分太くなるからaとcが道管という考え方でもOKだと個人的には思っています(笑)
(4)この形式の問題はまず、それぞれの実験植物にどんな違いがあるかを整理します。ワセリンは蒸散を防ぐため、ワセリンが塗られた部分以外が蒸散します。今回の場合…
A···表に塗られているので蒸散している部分は裏と茎
B···裏に塗られているので蒸散している部分は表と茎
C···何処にも塗っていないので蒸散している部分は全て
であることが分かります。
ここから設問の部分の蒸散量を求めます。
今回の場合、葉以外の蒸散量。つまり、茎の蒸散量を聞かれていますので、
C(表裏茎の蒸散量)-A(裏茎の蒸散量)=表の蒸散量
なので 3.5-2.4=1.1···表の蒸散量
B(表茎の蒸散量)-表の蒸散量=茎の蒸散量
なので 1.6-1.1=0.5···茎の蒸散量
したがって0.5cm³になります。
ありがとうございます!