気圧とは「1㎡当たりに1Nの力が働く」と気象庁の資料にありますが、簡単に言えば、1㎡当たりの空気の重さが気圧なのです。
私たちは普段空気の重さを特に感じることなく生活しているようですが、実際は空気に押されながら生きているのです。その圧力が向かう方向は四方八方あらゆる方向に掛かり、風が吹くのは空気が足りない場所に空気を輸送する地球の活動と考える事ができます。
つまり気圧が低いと、空気が抑える力が弱まる為、空気塊は膨張するのです。
この事を証明する方程式があります。気体の状態方程式といいます。
P=ρRT または PV=mRT
P: 気圧(Pa)
ρ: 密度(g/㎥)
R: 気体定数(287JK^-1・kg^-1)
T: 温度(K)
V: 体積(㎥)
m: 質量(g)
この式より、気圧は密度に比例する一方、体積とは反比例するのです。言い替えると、気圧が大きくなると空気塊の体積は減少し、気圧が低くなると体積は増加するのです。