理科
中学生
解決済み

葉の裏側に気孔が多いのには何か理由があるのでしょうか?

回答

✨ ベストアンサー ✨

多くの植物では気孔は葉裏に多い。

葉の表は光が多く当たるので、柵状組織になっていて(細胞がぎっしりと重なっていて)気孔を作る余地が少ない。
これに対し葉裏は海綿状組織が発達しているから、気孔も葉裏に多い。
気孔から入った空気は細胞間隙を通って細胞に接しているのであるから、細胞間隙の発達した海綿状組織が多い葉裏に気孔がある方が空気の取り入れがスムースに行くから。
イネ科の植物は葉が立っていて、光環境が葉の表裏であまり違わないので、気孔の数は葉の表裏であまり違いは無い。葉の組織も表裏であまり違いは無い。(表が柵状組織、裏が海綿状組織と言うことは無い。

葉裏に気孔が多い理由について
葉の表に気孔があると、直射日光で気孔が開けないと言う説がある。孔辺細胞に直射日光が当たると、膨圧を高めることができないから気孔が開けないという。直射日光で膨圧を高めることができないというのは疑問である。
葉の表に気孔があると、雨がかかって気孔は開けないという説もある。(雨の日は光は弱いのだから光合成は活発でなく、気孔もあまり開かないでもいいはず。)
光環境の違いが葉肉の組織上の違いとなり、そのことが気孔の多少となったと思う。
イネ科のように光環境があまり違わないと、葉肉の組織的違いも少ないし気孔の数も差があまりない。

気孔はそれに続く細胞間隙と一体なシステムとして考えるべきだと思う。

👾

詳しい解説ありがとうございます😿
助かりました🙇‍♀️

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