✨ ベストアンサー ✨
コツと言えるかわかりませんが、
接続詞と副詞(のまとまり)に着目すること。そうすると前後の文の論理関係が見えてきます。
あと、評論は、筆者の主張が、裏付けをとりながら展開される文なので、主張の部分と裏付けの部分を掴むことも大事です。
不正解だった二つの文を題材に使って説明します。
たとえば選択肢CはBut fifty years ago,から始まっていますから、その前にはこれと対立するような内容が来るはずです。(1)の前の文は、the United States today, とあり、現在形で書かれています。このtodayも単語としては名詞ですが、文の中では副詞的な使い方をしていますよね。
こうやってみるとtodayとfifty years ago を対立的に書いていることがわかります。
(1)の直後の文を見ると、In fact, many Americans then〜とあります。thenはそのときの、当時の という意味で、日本語でいうところの指示語のようなもので、(1)でfifty years agoという語句が出てきているからこそ使えるものです。
In factは「実際に」という使い方で前の文を内容的に補うような場合と、もしくは「実際には」という感じで前の文と対立的な内容が書かれる場合と、両方あり得ます。
ここでは、前文のfifty years agoをthenで受けていますから、前文とこの文が内容的に対比になることは考えにくいので、「実際に」という方の使い方になる、と考えることができます。
選択肢Aは A food journalist という不定冠詞から始まっています。
a/an+名詞から始まる文は評論の文の中では、具体例を述べる文として使われます。
この文は、「フードジャーナリストやレストランの批評家が日本料理店に魅了されて、ニューヨークで日本食がトレンドだと宣言した」というのを過去形で言っていますから、この文が具体例として適切となるような内容が、この文の前に来るはずです。それが適切なのは(3)の位置だけです。
(1)にAを入れてしまうと、(1)では「現代の」アメリカ人にとって「寿司」がポピュラーだ、と言っているのに、
具体例として寿司ではなく日本料理全体を褒めるような選択肢Aの文がきてしまうことになります。つまり文脈が飛躍しすぎています。
また、主張の部分は現在形なのに、具体例は過去形、と時制がずれていることも違和感があります。過去形は現在とは切り離された過去のことで、現在とは関係がないからです。
過去のことと現在をつなげたければ現在完了形で書かれなくてはおかしいです。
さらに、そのまま直後の文を読むと、「実際には当時多くのアメリカ人が生魚を消費するのをショッキングなことと考えていた」と書いてあり、具体例の日本料理褒めが台無しになってしまいます。
…こんな感じで、
①主に接続詞と副詞をヒントに、論理的に内容を類推すること
②主張の文と、例示や裏付けの文を区別しながら読むこと
がポイントかなと思います。
ただ訳すだけじゃなくて、文章の構成に関わる部分を押さえることが一番大事かなと思いますね。
選択肢は先読んだ方がいいですよ。ただ、文脈がないときちんと理解はできないかもしれないので、大体どんなことが書いてあるかが掴めればいいと思います。それプラス説明した通り接続詞や副詞に着目する、ということですね。
試験がんばってください!!
なるほどです!丁寧にありがとうございます。
頑張ります😭
写真の解説までしてくださってありがとうございます。
もっと文を熟読しないとですね💧
こういう問題ってやはり先に下の抜き出されてる文を読んだ方が良いんですかね、?