理科
中学生
解決済み
解き方が分かりません(答えを見ても)
教えてください
難196 図1は、震源が浅い一般的な地震にお
ける震央から観測地点までの距離と, 地震か
到達するまでの時間(走時)の関係を示したもの
で走時曲線と呼ばれている。ふつう, 走時曲線
には折れ曲がりがある。これは, 図2に示すよ
うに,地球の表面は固さの異なる地殻とマント
ルに覆われていて,地震によって生じ
た波が地殻を直接伝わる直接波とマン
トルを伝わる屈折波に分かれて伝わる
ことにより説明できる。
直接波と屈折波について正しく述べ
たものを,次のア~エから1つ選び,
記号で答えなさい。
ア 地点Dまでは速度の遅い直接波の方が早く到達するが, 地点Dより遠いとこ
ろでは速度の速い屈折波の方が早く到達する。
イ 地点Dまでは速度の速い直接波の方が早く到達するが, 地点Dより遠いとこ
ろでは速度の遅い屈折波の方が早く到達する。
ウ 地点Dまでは速度の遅い屈折波の方が早く到達するが,地点Dより遠いとこ
ろでは速度の速い直接波の方が早く到達する。
I 地点Dまでは速度の速い屈折波の方が早く到達するが, 地点Dより遠いとこ
ろでは速度の遅い直接波の方が早く到達する。
図1
(秒)
震央からの距離 (km)
図2
震央
メ→
直接波
屈折波
[青雲]
サ85AO1
アドバイス 震央からの距離が大きくなっても, 移動距離の差は変化しないので, いずれは速
度の速い波が速度の遅い波より早く伝わることになる。
走時秒
地殻マントル
196 ア
解説直接波のほうが移動距離が短いので,
直接波のほうが屈折波より速ければ屈折波
に追いつかれることはないため, 図1のよ
うにグラフが折れ曲がったりしない。した
がって,屈折波のほうが速いことがわかる。
また,直接波と屈折波の移動距離の差は常
に一定なので, 観測地点が震史から遠くな
るほど到達時間が近づき, やがて, 屈折波
のほうが先に到達するようになる。 その変
り目(直接波と屈折波が同時に着く点)がグ
ラフが折れ曲がる地点Dである。
会
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