普通、BTB溶液を使うときは、
緑色のものを使いますよね。
でも実は、BTB溶液はアルカリ性(青色)
の状態で保存されており、
いつもの実験では、それを中性(緑色)
にしたものを使っているのです。
つまり、BTB溶液は本当はアルカリ性で、
青色をしているというのとなんです。
それでこの問題についてですが、右下に、
「呼気を吹き込んで緑色にしたBTB溶液」
とあります。
呼気中の二酸化炭素は水に溶けると酸性になるため、
この操作によって、アルカリ性(青色)のBTB溶液を
中和させ中性(緑色)にしたことが分かります。
その後、葉を光に当てると葉は光合成をし、
試験管中の二酸化炭素を消費します。
その結果、BTB溶液に溶けた二酸化炭素は
無くなってしまい、元のアルカリ性(青色)の
BTB溶液に戻ったから青色になったという訳です。