Question

ひまわり

7.8.はなぜ撥音便なのでしょうか？
また、元に戻すときは連用形にすると習ったのですが、
なぜ、ありではなくある、侍りではなく侍るになっているのでしょうか？

日次の傍線部の音便の語の音便の種類ともとの形を答えよ。
ーをめき叫んで攻め戦ふ。
わめき叫んで攻約戦う。
平塚物語·能登殿最期)
(平家物語·忠度都落)
2西をさいてぞ歩ませ給ふ。
西をさして(馬を)歩ませなきる。
かう
3三十人が力持つたる大力の剛の者あり、(平家物語·能登殿最期)
三十人力を持っている大力の剛勇の者がいる一
だいちから
4頼朝に会うて、ものひとこと言はむ。
頼朝に会って、二言ものを言おう。
[1
5たれとも知れず取つて帰りぬ
誰とも知れず(小判を)持ち帰っていた。
(平家物語,能登殿最期)
(西鶴諸国ばなし·巻一ノ三)
がんぜき
6この山は、四方巌布であんなり。
この山は、四方が険しい岩であるそうだ
(平家物語·願書)
7みざり出づる人あなり。
膝をついてにじり出る人があるようだ。
(源氏物語·若紫)
8削り跡は、いとけざやかにて侍めり。
削り跡は、とてもはっきりと(残って)いるようです。
(大鏡·道長伝)

Answer 1

✨ ベストアンサー ✨

(*ΦωΦ)/

この場合、「あるなり」が「あんなり」になり、「ん」が省略されて「あなり」になっています。8も「侍るめり」が「侍んめり」になり、「侍めり」となっています。

また、「なり」「めり」は基本的に終止形に接続しますが、ラ変形活用語が上にある場合には連体形に接続するそうです（u音と相性がいいため）。

正直難しい問題だと思います。

参考にしたサイト↓
https://juken-kobun.com/suitei/

(*ΦωΦ)/

なぜ撥音が省略されるかというと、発音の便宜によるところが大きいと考えています。「あんなり」と「あなり」をゆっくり発音してみると、ほぼ変わらないことがわかります。

このように発音がしやすいように言葉も柔軟に変化することができる、というのが音便の基本的な考え方です。

ひまわり

回答ありがとうございます